手相は、身体の縮図です。自分の身体の状態や雰囲気、人に与えるイメージや影響まで、いろいろな情報が手を観ればわかります。
自分の姿を鏡で見るように、自分の今の姿を客観的に知ることができます。
鏡で自分の姿を見ても、自分カッコいいとか恥ずかしいとかを思うので自分の正確な姿を知ることは難しいですが、手にはそれらのフィルターを外した、ありのままの姿を映し出しています。
基本となる3つの線、生命線・知能線・感情線を見るだけでも、人のことの多くが分かります。
生命線は、身体つきや骨格の縮図です。生命線の濃さや長さ、線の伸びる方向や勢いによって、自分自身の身体のエネルギーがどう発揮されるかが見えてきます。
生命線から上方向に伸びる線がどこかにあれば、自分自身のエネルギーを使って道を切り開いていく力が強くなるので、自分で独立したり起業しても成功できる力を持っています。
生命線が身体そのものの強さなら、手の上半分を横切っている一番上の感情線は、身体の周りを巡っているオーラのようなものです。
感情線が強く刻まれている人は、華があったり、目立ったりなど、人を惹きつける存在感が強くなります。
感情線が上に向いていたり、手のひらの上部分に幾つかの多くの線があると社交的になり、人の感情に敏感になり、人の心を捉える一方、その場の空気に振り回される傾向も出てきます。
手のひらの真ん中を横切る知能線は、自分の身体のエネルギーである生命線、人に与える影響力の感情線をつなぐ、「心身のバランス感覚」を担っています。
頭脳や呼吸、理性、神経の強さなどです。知能線の刻まれ方によって、自分と人との距離の取り方や行動のアクセル・ブレーキの踏み方などが変わってきます。
知能線が長いと、人に気を使ったり考えが長くなったりする傾向が出てきます。
知能線が乱れていたり蛇行していたりすると、自分と他人の距離や神経のバランスを取るのが苦手で、人間関係の構築や自己主張に苦手意識を持ちやすくなります。