算命学で、若年期にあたる十二大従星は、人から見られる自分の印象にも影響します。自分のこの星を理解して使うと、人への印象を好意的なものにできます。
例えば服装、ファッションや身だしなみに使えます。

イツキは年支の若年期にあたる場所に天貴星を持っています。
これは主にキッチリした清潔感のある服装が似合う、真面目な印象を与える星なのですが、イツキはここ最近髪を切らずに伸ばしたり、エスニックなアジアンテイストの、東南アジアとか南国とかにありそうな服装をゆったりと着ていました。
そういうエキゾチックなゆったりめの服が好きなので着ているのですが、ここ数年で薄々「これ、もしかして似合ってないのでは…?」と感じるようになってました。
髪は伸ばしてはいたものの清潔感は出るようオールバックにしていましたし、最低限の身だしなみと髪の手入れもしていたつもりです。でも何かウケが悪い。
伸び放題になってそろそろ邪魔になってきたと感じたところで、何人かから「切ったほうが似合う」みたいなことを言われました。
言われた通りに髪を切って、一変してショートヘアにしたら大抵ウケが良くなります。
そんなことを数回繰り返すうちに、ああ自分は力を抜いて着崩したり奇をてらって半端にだらしなくするより、見た目をキチッと整えたほうがウケるんだな…と分かってきました。
この若年期の十二大従星の見た目の影響は、その従星の中で「カラダを持っている星」が特に当てはまります。
小学生の年齢粋である天貴星、中学高校の天恍星、社会人になりたての天南星、一線で働く社会人の天禄星、最盛期の天将星、一線を退いた目付け役の天堂星、引退して老後を過ごす天胡星。
これらが身体のある星たちです。
これらの星は、服装や身だしなみ、見た目の意識を上げればその分だけ運が向いてきます。
若年期に天貴星を持っている人は、ピッカピカの一年生のイメージ。新しい学校に入学したてだったり、新入社員の出勤1日目の服装のような感じです。
清潔感があり、新調したスーツをピシッと着ているとか、会社の指定する制服、親が選んだ服を崩さずに着ていで、身だしなみもしっかり整えられている、みたいなファッションが似合います。
若年期の星が天禄星になると、同じようにスーツなどが似合いますが、天貴星が紺や紫の学生服なら、天禄星は貫禄を出して重厚な服装。または仕事としてプロ感のある服装を心がけて、自分のこだわりや誇りを表すワンポイントを加えると良いです。
天将星が若年期にあると、目力を強くしたり、頭部や胸から上にシルエットを大きめにして、強い印象を与える服装、ファッションがいいかもしれません。
天禄星は重厚感、天将星は圧のある強さという感じ。
若年期に天堂星がある人は、こなれた感じでちょっとズラしたり着崩したり、多少くたびれた印象があってもそれが味になる着こなしができます。褐色系など、渋さのある色なども合います。
若年期に天胡星があると、浮世離れ感があったり、100%自然素材の布地を使った優しくゆるい服、白をイメージしたふわっとした印象のファッションをしてみると良いです。
若年期に天恍星が人は、人に与える印象が「思春期まっただなかの中学・高校生」なので若い服装、流行を取り入れたりしてみましょう。大人な格好とはまた違う、「大人ぶった格好」(厨二?)なども、この人たちは結構いけたりします。
天南星を若年期に持っている人は、明るさに由来するカラッとした存在感がそれとなく醸し出されます。それに合わせて原色や暖色系の色で明るさや開放感のある服装が良いです。
天南星は夢を持って進むバリバリ元気な大学生か新卒後の社会人という年齢にあたる、無茶とかイキってるみたいな面も持っています。天貴星がTPOに合わせて律儀に振る舞いに従う系の印象である一方、天南星はTPOに合わせつつも自分の個性や存在感の主張が強い服装となります。