西洋占星術で扱う冥王星という星は、力が強すぎて極端に作用するため、自分で自らこの星を支えることはまずありません。
しかし、頼れるものが何もなく、ゼロの極限な状態にいる時にこの冥王星の力が目覚めて、自分の奥底から力が湧いてきます。
そこにホロスコープの太陽を合わせて見ると、ゼロ状態になった時に、何を希望にして進んでいくか、心の拠り所となるエネルギーの源泉が見えてきます。冥王星と太陽の星の位置関係によって、土壇場でいざという時に目覚める希望のヒントが見えてきます。
冥王星を1ハウスとした「プルートサインハウス」の作り方についてはこちらに書きました。

今回は、冥王星から数えて4〜6番目の星座に太陽がある人の特徴を書きます。

プルートサインハウスの4ハウスに太陽がある人
例えば冥王星が天秤座にあれば、太陽が山羊座にある人です。
家庭や住処、自分の居場所が普通とは違う極端な考え方を持つようになります。
頼れるものがなく極限の状態の時でも自分の心落ち着く場所を作り居場所に困らない反面、平和な時ほど落ち着かず、住居を変えたり分不相応な家に住んだりします。
身の丈以上の居場所を求めることで極限状態を作り冥王星の底力と太陽の希望の光を得ていくので、場合によっては住処の移動が多い人生になります。
プルートサインハウスの5ハウスに太陽がある人
例えば冥王星が天秤座にあれば、太陽が水瓶座にある人です。冥王星と太陽がトラインのアスペクトをとっている人でもあります。
頼れるものがなく極限の状態の時でも心の底から湧き出てくる明るさがあって心強い人です。
生来、どんな時でも笑って生きるポジティブで、その器の深さが人よりも深く出来ています。それは人に希望をもたらします。弱い人の味方になり、誰かの面倒を見る親分肌な人でもあります。
5ハウスは子供や未来、恋愛を表すハウスですが、自分がゼロになることで未来や楽しいことへの希望をより強めることになる人です。
プルートサインハウスの6ハウスに太陽がある人
例えば冥王星が天秤座にあれば、太陽が+魚座にある人です。
頼れるものがなく極限の状態の時に、非常に働き者になります。
誰かのもとで働き、支え、仕事をするということは平時ではあまりやることがなく、要領もそんなに良い方ではないのですが、お金の問題などでいざ自分の生死や進退がかかってくると一気にスイッチが入ってガムシャラに動くようになります。