西洋占星術の5ハウスについて、前からいまいちしっくりこないことがあったので、少し書いてみたいと思います。
伝統的な意味での5ハウスには「子供」という意味もあります。
5ハウスの他の意味は、恋愛・趣味・遊び・セックスなど。

イツキの個人的な感覚では、「子供」という意味を持つのがしっくりこなくて、ずっと疑問でした。
子供っていうのは子供運のこと?
自分の子供の成長とかに関わるとか?
それから、「セックス、肉体的な快楽」は8ハウスでも同じ意味があります。
なぜ同じような意味が別のハウスにあるのか。
この謎は、つい最近、
「成功し続ける人は、好奇心をいつも持ち続けている。好奇心とは、子供のような遊び心のことだ」
ということを聞いて、そうかと納得しました。
5ハウスが表しているのは、大きく括ると「子供のような遊び心、好奇心」です。
未知のものや体験、知識にワクワクし、子供のように知りたい、試したい、体験したいと思い、様々な工夫と遊び心で目に見える色々なものに変化をつけたり制約を加えたりして、ゲームのように遊んで楽しむこと。これが5ハウスの意味です。
5ハウスになんらかの個人天体(月・水星・金星・太陽・火星・木星・土星)がある人は、
無から有を生み出し、人生を楽しむクリエイティブな感性を持っています。
小学生とかそれくらいの年齢の子供は、世界のすべてにワクワクし、目で見て直に触れて楽しみます。
何もなくても楽しみを見つけるし、親や学校とかでダメと言われたりすることでも大人の目を盗んで知ろうとしたり、誰も思いつかないような発想で問題の答えを出したり、流行りのものをいち早くキャッチしたり自分だけの面白い遊びを見つけて熱中したり…。
こういう子供の好奇心を存分に発揮して、それが大人になっても楽しいことが好きで、世界にワクワクし続ける心を持つ人です。
特に太陽・火星・木星がこの5ハウスにあれば、大人になっても子供の好奇心を持っている人になります。
火星があると、ギャンブルなどリスクのある遊びやスリリングなスポーツ、危険な遊びに興味を持つ傾向にあります。
土星があると、そう言った遊びへの苦手意識から娯楽を遠ざけるか、またはインモラルな人に言いにくい趣味を持っている事があります。
子供が生まれて、自分の子供に子供心を投影したり、子供によって自分の遊び心とか娯楽が開放される場合もあります。
ただ、イツキは
「自分の子供=考えること、心配すること、苦労事が増える」
というイメージが結構あるので、「5ハウス=子供」のイメージができなかったのかもしれません。
少子化が進んでいる日本の今の世代は、子供を持つということは苦労をするというイメージを持つ人は多いんじゃないかと思うので、一昔前の価値観での5ハウス子供のイメージとは違うのでしょう。