土星は魚座から牡羊座へ(2)雇用の限界

西洋占星術
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前回に引き続き、土星と海王星の魚座の時代にやってきた、タイミーとか闇バイトに関する労働環境の思ったところを書いています。

占いに関係ないような金の話ですみません。辰巳天中殺のイツキは、わりと泥臭い現実のお金の話が結構好きなのです。




調べてみたら、タイミーを使っている労働者の割合は20代が3割で、5割以上は40代以上の人みたいですね。
40代の層は就職氷河期と言われる世代ですけど、この年代を中心に今までの仕事のあり方がかなり変わってきているんだなと思いますね。


はっきりいってしまえば、タイミーとか、あるいはウーバーイーツとかもそうですが、単発スポットでその日で稼ぐことがメイン・主流になるこの状況は社会的には異常です。

それをずっと続けることは、個人でも社会でも、すぐに無理が来ます。

魚座の土星は、意味的には「社会のシステムを曖昧に崩す」という意味を持っていますが、この社会的に正常でないシステムを象徴しています。




闇バイトに利用される若い人は、よほどお金に困っている人が犠牲になると言う面もありますが、それよりも社会や世の中の知識、現実を知らずにいることがあります。

知らないから利用されるのですが、海王星魚座の時代は、人の集合意識と一体化して個人で考える力が弱まる風潮でした。それが土星魚座に入ると、社会問題として表面化してきました。

お金の事情がどんどん苦しくなり、今までのように企業で働ける裾野が狭くなっているので、少しでも稼いでいくことや、時間に拘束されることなく自由に働ける機会を提供するというニーズが少しずつ高まってきました。


しかしそれを自分の力と責任で仕事を取ること、仕事を作ることにまでは行っていないのが現状です。

対等に渡り合えるスキル、対等で尊重される契約をとれるスキルを持たないといけなくなっています。

それを持ってない層は、現にいま日雇いで手軽に使われるタイミーなどに行くことになり、さらに悪くすると「闇バイト」に使われる。

このように一方的に使われる雇用形態は、「集団からの犠牲」を象徴する魚座の期間の負の側面。海王星と土星は今は魚座にどちらもあるが、闇バイトに象徴される膿です。




じゃあどうすればええねんって話になります。

それはまた次に書きますが、「自分で稼ぐスキル」を身につけていくことに尽きます。

2025〜26年に迎える土星海王星の牡羊座は、自分自身の自立が大きなテーマになります。

今までの時期の魚座は、自分の意思ではなく世の中の空気感でなんとなく変化していく星の流れでしたが、牡羊座になると自主性がなによりも大事です。

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