社会の基準を遵守して生きる人と
社会的な基準から外れて生きやすい人
というのがいます。
すごくカジュアルに言うと、
人間向きな人と人間に向かない人。
人間社会のルールや規律、
人間関係の暗黙のルールや慣習を
疑問に思うことなく普通に生きていける人と、
人間社会のルールや規律、
人間関係の暗黙のルールや慣習に馴染めず
適応することに一定の苦労をし、
そこに疑問を持って生きる人。
人間社会から距離を取っていく人は、
算命学の命式に異常干支が複数ある人や、
ホロスコープの太陽や月のアスペクトに
天王星・海王星・冥王星の強いアスペクトを持つ
人です。
逆に、算命学の命式に異常干支がない人や、
ホロスコープで太陽や月のアスペクトに
木星か土星のアスペクトを持つような人。
こういう人は人間社会、人間基準の評価を
しっかり獲得するのに向く、人間社会向けの人です。
算命学で、異常干支が命式に多かったり、
異常干支に加えて天中殺をもっていたりする人は
算命学での鑑定では当たらない、当てはまらない
ことが多いと言われています。
それは、算命学が生まれた帝王学としての側面
つまり「成功する」「繁栄する」ことですが、
異常干支を持っていてその影響が強い人は、
そもそもが一般的な社会での成功に
当てはまるような人生の型を持っていないのです。
お金持ちになりたいとか、出世したいとか、
偉くなりたいとか、名誉が欲しいとか、
ちやほやされたいとか、子供が偉くなって
いつまでも栄える家を作っていきたいとか。
色々ありますが、おおよそ成功による欲と呼べるもの。
一番わかりやすいのは財産や名誉名声になります。
算命学ではそういうものを得る人それぞれの
ロードマップを示している占いでもあるのですが、
異常干支を持つ人はそういうわかりやすい欲に
自分の人生の道筋やゴールがない人たちです。
これは西洋占星術にも同じような要素があります。
太陽と月という自分自身のパーソナルな部分を
象徴する星に対して「木星または土星」があると、
社会という枠組みで成功や繁栄を求める性格となり、
人間社会に適応して順応して、
名誉や財産を残していく人格になりやすいです。
しかし社会を象徴する木星や土星を超越した天体。
天王星・海王星・冥王星などが太陽と月に
アスペクトをとっていると、
人間での社会での成功像や
ルール、規律といったものを越えて
自然的な感覚と繋がっていく身体や精神を
持つようになるため、
人が決めたルールの中で生きるには難しい人格が
形成されていきます。
今まで見てきた中だと、占いに興味を持つような人は
異常干支や天王星・海王星・冥王星の影響が強い人が
かなり多いですね。
理論や理屈では説明がつかない世界の話を
受け取り、理解する感覚がその人たちには
備わっているのかもしれません。
