イツキは長年、とくに10代後半あたりからアトピー性皮膚炎やアレルギーに悩んできました。
今ではその時ほど酷くはありませんが、それでも時々皮膚の弱さを感じることが多々あります。
数ヶ月程度だったり一時的に出るような症状ならともかく、数年単位でやってくるアレルギー症状は、単に薬で治めるだけではなく、体質を知って根本的に改めないといけません。
アトピー性皮膚炎をはじめ、長期的にずっと続く皮膚炎というのは、皮膚に問題があるわけではありません。
腸や内臓、体内のどこかにエラーがあり、それがサインとなって表面の皮膚に表れているのです。
では具体的に体質の何がどう悪くてアトピーが発生するのか。
それを詳しく紐解くと、アトピーは身体の防衛力過剰によるものであり、体内の免疫力が強すぎる結果です。
体内に入るバイキン、病原菌をやっつけて身体を守ってくれるのが免疫力であり抵抗力で、これが弱くなると身体が弱くなり病気にかかりやすくなります。
しかしこの免疫力にはバランスが大切で、強すぎてもいけません。血液中にあって病気から守ってくれる白血球は、増えすぎると白血病になり身体に害を及ぼすように、なんらかの免疫力が過剰に働いた結果がアトピー性皮膚炎を生みます。
体内に悪い病原菌があって悪さをするのではなく、病原体を追い出すための防衛機能が過剰攻撃により傷つくのが、アトピーをはじめとした多くのアレルギー疾患です。むしろ身体に悪いものはないのかもしれません。
(医療や薬を使っても根本的な治療ができないのはこれが理由です。そもそも悪さをする、やっつけるべき病原体がいないのです)
免疫機能が過剰ではあっても働いているということは、内臓などの機能はむしろ強い傾向にあります。
体内の内臓の動きや代謝は本来以上に良いので、体内で熱が循環し、余分な脂肪は溜めにくい体質を持っています。
アトピーなど皮膚炎を持つ人は、痩せ体型の人が多く、肥満の人は少ない傾向です。
身体のほどよい動き以上に内臓が働きすぎているから、体内のエネルギーは燃焼して余分な脂肪には行きにくくなります。
むしろ余計に内臓が動いて燃えているから、それが内側から身体を傷つけて、皮膚に出てしまいます。皮膚「炎」というくらいだから、焼けて炎症が起こっているわけですね。
アトピーのメカニズムを東洋の五行で解釈すると
これを東洋の五行にあてはめると、こんな図になります。

木火土金水で成り立つ五行を人の内臓に当てはめると、
肝臓/心臓/脾臓/肺/腎臓になります。
その中で、免疫・抵抗力を高めて毒物を排除するのは肝臓「木」の役割です。
この木の肝臓が強くなりすぎると、脾臓にあたる「土」を剋します。
土は脾臓と言われていますが、より細かくいうと脾臓だけではなく、胃や腸など、食物を消化吸収する器官がそれにあたります。脾臓と言われてもイメージしにくいと思うので、「胃腸」が土だと覚えたほうがいいと思います。
胃や腸が丈夫で食欲旺盛な人は、大柄でふくよかなイメージもわきますよね?
それと反対に、胃や腸が弱く、土が木によって剋されている人は、痩せて食が細め、身体全体の器というか貯蔵量が少ないことになります(実際には、肝臓など内臓が強く働いていると代謝が良いので、いうほど食が細いとは限りません)。
五臓の中で体積やキャパでは最も大きいのが胃腸でもあるので、土はそのような身体つきや、身体そのものの大きさに関わってきます。
皮膚もそうです。土という器に木の免疫力がキャパオーバーになり、身体を傷つけてしまう、というメカニズムが五行で紐解くと起こっています。

