抜き打ち公開鑑定(2人目)

公開鑑定

こちらは、あるオンラインコミュニティで僕が募集した「抜き打ち公開鑑定」という企画です。
僕はこうやって、たまに抜き打ちで鑑定の企画をすることがあります。

西洋占星術か算命学で、テキストによる公開鑑定です。今回は3人を募集しました。今回はそのうちの1人です。

自分の仕事の適正、才能がどこにあるのか?
ずっと独立したいと言いながらモヤモヤしてるんですが、なかなか踏ん切りがつかず。。。
色々試しているんですが、しっくりきていない感じがするので、どういうところに強みがあるのか別の視点からの意見があると嬉しいなと思っています。
(逆にこれ避けたほうが良いんじゃない?みたいなのももし聞けたら知りたいです…)

HN:かきぴー

独立には色々な形や動機があると思います。仕事での独立を目指すのは、いうまでも無く経済的な理由が大きいでしょう。今は苦しくなくても将来的に自分で自立して、稼げる力を付けたいというものもあるでしょう。結論から言うと、かきぴーさんが一番に考えるべきなのは、親元・家庭からの独立です。自分自身の自立を目指す理由は、親や家庭に影響されずに生きる力をつけることです。

かきぴーさんの主な性質である日干支は「己酉」となります。この干支は倒柱の業と言って、自分が実家に関わる限り実家の運が減って家が倒れていく性質を持っています。生日天中殺という宿命天中殺も持っており、親の立場からするとあなたは手に余る存在となります。

独立の本質的動機は生家からの独立となりますが、その理由は自分のやり方を貫く力をつけるためです。その中で自分の価値観にいちばん影響を与えている親との適切な距離感を自分で再定義する必要があります。

(すでに親元から離れているならすみません。それで正しいです)


独立を目指しながらもしっくりきていないのは、現在の生活的な環境に違和感を感じていながらも、自分を生かせる独立のための武器がまだ見つかっていないからでしょう。日干支の己酉と、月干支の辛未は、司る干がすべて「陰の五行」となる組み合わせです。陰の五行の影響が強い人は、大器晩成の性質を持ち、様々な物事を素直に吸収して器を大きくして大成しますが、陽が強い人に比べて芽が出るまでが遅く、周りの人や環境によって伸びしろが決まる性質があります。自分で「これ」と思える際立った何かを持ちにくいため、その意味では一芸で独立するタイプではありません。

早めの独立を志していけるのは、陽の干が強かったり一点だけ五行が強かったりで尖った才能を持っている人です。かきぴーさんは積極的にいくよりは様々な事柄を吸収しながら実力をつけるタイプで、今は独立のために必要な判断基準が圧倒的に足りない状態です。あなたはゆっくりとマイペースに着実に時間をかけて行動していくので、独立は悪い選択肢ではありませんが、時期が早いです。

生家からの精神的な独立を果たせば良いのですから、まずは良いと思う仕事を見つけて就職し基盤を確保するのが良いでしょう。あなたは非常にマイペースで、そのペースを崩さず大らかにしていることが大事です。逆に言えば、自分のペースを乱す存在からは距離を取ることが大事です。仕事も、自分のペースで取り組めるものを選びましょう。チーム作業や、調整能力を求められる仕事には向きません。要は自分の待つ役割の中で自己裁量でできる仕事が向いていると言うことです。独立の定義にもよりますが、自分の役割と責任が明確であれば、自営業でも会社勤めでも構いません。


あなたは自分で思っているよりもずっと頑固であり、自分と遠い存在と関わる人が多ければ多いほど関係がギクシャクしてしまいます。特に目上の人との折り合いが悪くなりがちです。そこで立場や地位に関係なく自分の視点やスキルで張り合えるような職種を選ぶと良いです。

自分で何かをやる場合に向いていると思われるのは、伝達・報道関係です。感じたことをそのままに伝える、自分の才覚を生かしたジャーナリスト的な仕事や、旅行や観光地での現地案内など。生活感やライブ感を意識したブログや個人メディア活動をしてみるのも良いでしょう。その場合は自分の武器や強みを気にする必要はありません。その時々の面白さと鮮度の方が大事です。

まずは生家からの自立と経済的な安定から考えましょう。しかし際立った一芸によって独立するのではなく、組織の中で一目置かれる存在となって、環境の中で独立した立場に収まるのが今の時点では良いでしょう。

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