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11ハウス
友人に関係するハウスです。
仕事の関係でも、恋人や家族の関係でもない、損得を抜きにした純粋に気が合う仲間を表します。
自分を気に入ってくれ、お互いを純粋に思っている対等な関係は、自分の視野を広げてくれます。
友達からの勧めで自分の見識や行動範囲が広がったり、楽しく話をしたり、それによって気が楽になりますね。
良い友達を持つことは自分の可能性を広げてくれるので、先の未来が明るくなるという意味で「未来」を明るくするハウスでもあります。
生まれた時間が朝の8〜10時くらいだと、太陽が11ハウスにある可能性が高いです。
「春のハウス」にある星は人生に勢いを与え、存在感を高めてくれますが、11ハウスの星は友人や仲間が自分の人生に広がりを与えて人生を加速させます。
また、本業外での副業、利益を度外視した非営利活動やサークル活動にチャンスがあります。
木星がこのハウスにあるととても良く、多くの友人に恵まれたり、変わった深みのある知識や見識、体験が友人から得られるようになります。
天王星もあると自分ではあまり理解ができないような感覚を持つ奇抜な友人関係を持っていたり、海外やネット上の友達など身近でない所にいる友達かも。
天王星・海王星・冥王星など見えない外惑星があると、理解の及ばない友人関係に振り回される傾向が出てきます。
太陽がここにあると、自分のパワーは友達のために捧げ、いろいろな同好の友を持つことが心からの喜びとなり目的になります。
火星があると、働き盛りの30代以降も仕事ではなく遊びや課外活動、サークルやコミュニティなどに熱心になるでしょう。
12ハウス
生まれた時間がおおよそ6〜8時の人は、太陽が12ハウスにある確率が高いです。
12ハウスは、自分の精神や無意識の部分を担うとされており、古典占星術の中には「見えない敵」を表すとも言われています。
精神や無意識、あと見えない敵とか、曖昧な、スピリチュアルな単語が多く並び、よくわからない12ハウスですが、たしかに12ハウスはよくわからないことを担っています。
というより、正確には「自分では制御できない、見えてない」部分を担っています。
原因がよくわからない、自分ではない何かの要因によって人生のキッカケがやってくることがあり、それが閃きとか天啓、スピリチュアルな能力を持たせることに繋がります。
「見えない存在」はネットも含むので、自分を出さずに活動するSNS、Vtuberでのバーチャル活動に適性がある人もいます。
ここに入っている星は、不安定な性質を持ちイベントやアクシデントをもたらしてきます。
月があると、体調や精神面の波が大きく、自分でコントロールするのが難しくなるため、防衛のために家に引きこもる傾向があります。また、無意識で周囲の影響を非常に受けやすく、月を示す心やカラダが12ハウスという無防備な場所にあるため、知らない間にいろいろな気を受けて疲弊するので注意しましょう。
太陽や水星がこのハウスにあると、自分を隠した活動、ネットでの匿名活動などで個性が開花することがあります。自分の光、創造性をネット世界という非物質の無限の空間で活きてきます。
12ハウスは、地平線という地面から星が昇り、空へ向かって離れていくゾーンになるので、そのイメージに重ねると、地面という現実から離れて星が動き回り手綱を離れる、という感じです。
火星があると、現実を超えて不規則な時間や場所に縛られない行動、仕事につくかもしれません。
木星があると、それら不規則で予想のつかない現実的でない分野に人気やお金を引き寄せる才能が眠っています。