算命学と西洋占星術の自分なりの違いと使い分け

占い
この記事は約3分で読めます。

算命学は、東洋を代表する東洋の占星術。
西洋占星術は、ホロスコープというものを使う星占いです。

これはどちらも相当に奥が深く、
人の生年月日で性格や運勢を知ることもできるし、
その年の運の流れや、もっと大きな人生レベルでの
運の流れも知ることもできます。


しかし読み解く内容は、同じ生年月日でも
両者でかなり違いが出ることが多いです。

東洋と西洋で、文化も考え方も違う中で
別々の流れによって生まれてきたものなので、
当然違いはあります。

なので、イツキはどちらも使っています。


そして、どちらも奥が深いこの占術が具体的に
どのように違ってて、どう使い分けているのか。

二つを使い分けてきた中で自分なりに見えてきた、
強みと弱みを簡単に書いてみます。




まず西洋占星術。

ここで今から書く西洋占星術は、
モダン占星術と呼ばれるものです。

西洋占星術には、古代からそれこそ紀元前から続く
星の配置をもとにした占星術の歴史があります。

大昔から伝わるものは現在では
伝統占星術と呼ばれることが多く、

インド占星術などはその伝統の流れを
今でも濃く残しています。


その一方で今主流なのは
「人の心理」を読むことに長けている
モダン占星術であり、

外惑星(トランスサタニアン)と呼ばれる
天王星・海王星・冥王星が観測され、
これらが占星術に使われることが特徴です。

そのモダン占星術をイツキも使っているので、
その前提で書きます。

西洋占星術は、こういう「ホロスコープ」と呼ばれる
円形の図を出して読み解くんですけど、

これ、要はその時間の
地球から見た星の位置を単に写しているだけなんですよね。

その星の位置関係と様子を見て占うもので、
それは手相や人相と同じで、「星相」と呼べます。

そして星空や星の位置というものは、
大いなる自然のなかで最も大きいものであり、
この世に映る「最大の自然」です。


そんなわけで、西洋占星術は、
自然の動きや流れ、その中の一部としての
人間の営みや心理の動き
を見ることができるもの。

そういう扱いをしています。


実際、西洋占星術の星とアスペクトの中には、
自然界や人の深層心理に影響するものも多く、
特徴的な配置や転換点では自然災害という形で
エネルギーの切り替えが起こることがあります。

(2011年3月の東日本地震の時には、
特に天王星が星座の位置を変えている最中でした)




次に算命学。

いわゆる東洋版の占星術で、四柱推命もこれに該当します。

こちらは、こういった漢字で表した一字を、
10干12支というパターンで干支に分けて出します。


これを年ごと、月ごと、日ごとに干支を出して、
その組み合わせを出すのですが、
さらにこの組み合わせに計算式などが入って、
理論的に数学的に個人の運勢を計算したりします。

そこに中国の易経や五行思想などの学問を合わせた結果、
算命学は帝王学とも呼ばれ、国の盛衰や命運を占う
学問として培われてきました。


まあ占いは、古来から王や権力者などごく一部で
極秘に学ぶ門外不出の側面は強かったのですが、

算命学はその中でもとりわけ、
国と国とのシビアな力関係を制するための知識という
意味合いが強い占いでした。

要は、国や王が、優位に立ち、争いに勝ち、
自分らの国や経済などの盤石にするために使われる
現実に強い占いとして存在していました。


そうしてみると、算命学は
現実社会、人間社会での処世術や
果てはどうやって成功し、どう支配者になるか、
そしてそれをどう安定・繁栄させていくかという

社会に即した、人間のための占いです。




そこへいくと、西洋占星術は、
とりわけ天王星・海王星・冥王星という星を使った
ホロスコープを見る場合は、

現実や人間社会で説明できるものを超えた
精神的な、超自然的な部分を扱っています。


自然を読むか、社会を読むか。
心を読むか、成功への道筋を読むか。

そんな感じで使い分けています。


タイトルとURLをコピーしました