整体師か、セラピストか

セラピストのお仕事
整体師・セラピストを未経験から仕事にしたい人がまず始めるべきこと
整体師・セラピストなど。人の身体や心、体質改善や癒しに関わる仕事を目指す人向けのお話しです。僕の経験から話していることなので、一つの例として、あくまで参考程度にしてください。   ちなみに僕は、整体師歴は2020年の8月で6年目になります。...

先日のこの記事を書いてて思ったのですが、
仕事に「整体師・セラピスト」と一緒くたにまとめて書いたのが、僕個人的にかなりきもちわるかったです。自分で書いたんだけど。

 

なぜ「整体師」と「セラピスト」を一緒にしているかというと、僕はこのどちらでもあるからです。

もちろん整体師であってもセラピストであっても、僕みたいな曖昧な人は稀で、この仕事をしている大抵の人はどちらであるかは分かっていると思います。

 

※ちなみに僕は、整体師歴は2020年の8月で6年目になります。
こちらにも書いていますが(→戦力外通告を受けたのでフリーランスになります)今は店舗勤務から独立してフリーランスになろうとしている人です。

整体師とセラピストの違い

なぜこの2つを一緒に、しかも曖昧な感じで書いたのかといえば、この二つの職業には明確な境界線が無いからです。
実のところ、この2つの仕事は、違うようでいて中身は大して変わりません。

 

とはいえ、ニュアンス的には

「人の身体を整える仕事」ならば整体師になるし、
「人に癒しを与える仕事」であればセラピストと言えます。

整体師

整体師は、身体からアプローチをして、身体の不調を整えていくのが仕事です。
それを身につけるには、身体の仕組みを知り、人の身体の不調箇所や急所を感覚レベルで徹底的に身体に染みつけないといけません。解剖学や生理学など、医学的な基礎知識も必要になります。

ぷに
ぷに

僕は整体学校にまず行き始めたので、最初は整体師としてやっていくつもりでした。学校に通った2年間も、解剖学や生理学をはじめ、筋肉の揉みほぐしや「ツボ」の刺激などを身につけました。

よくある勘違いとして、整体師は国家資格ではなく、仕事に必要になる資格がありません。極論、だれでもなれます。

 

専門学校に3〜4年通い、国家資格が必要になるのは、「あんまマッサージ指圧師」「柔道整復師」「はり師」「きゅう師」などです。これらは医療系の国家資格なので、「人の身体を治したい!」という人、医療関連の人が主に目指します。

整体師はこういった「医療行為」はできませんが、この整体の道を極めている人は、根っからそうした身体の治療を志向している人が多いように感じます。
整体の技術でしばらく経験を積んだのち、上記の専門学校に入り、国家資格をとる人も多いです。

 

資格が要らない…とはいえ、この世界でやっていくにはかなりの勉強が必要です(中には才能と感覚だけで生きている人もいますが)
国家資格ではなくても、国家資格の専門学校に劣らない内容を提供し、解剖学や生理学などをイチから教えているクリーンな整体学校も今ではかなりあります。

セラピスト

セラピストってのはねぇ……え〜と………。。。

 

人に癒しを与える仕事です。以上。

 

・・・

 

…と言ってしまっては身も蓋もないですが、間違ってはいません。
人に癒しや、社会で生きるための活力、心が楽になる気力を与え、寄り添うようなことをしているのであればそれはセラピストです。

したがって、そこには必要な「これ」というスキルとかもありません。強いていうなら相手への思いやりと真心ですね。

 

セラピストのアプローチは無限にあります。

マッサージや指圧なども当てはまりますし、カウンセリングや心理カウンセラーも当てはまります。カラーセラピーやアロマセラピー、カードリーディングなどの占いなども当てはまりますし、ヒーリング要素があるならなんでも良いのです。

 

それだけ自由ですから、大抵は「○○セラピスト」のように、肩書きの最初に何をやる人なのかを付け加えないと、何をやる人なのかはわかりません。

 

だから、「セラピストになりたい」だけだとダメで、どういうアプローチができる人なのかをまず決めないといけません。

そのスキルをつける過程として、整体など身体に関連することを学ぶ人も多くいます。僕がそうです。

「治療系」と「リラクゼーション系」

補足として、整体の技術を持っている人の中には、大きく分けて「治療系」と「リラクゼーション系」に分かれます。

「治療系」の人は身体に関する知識が深くなり、そのまま医療系の国家資格を取る道へ進むことが多いです。
「リラクゼーション系」は、温浴施設や駅や街中のリラクゼーションサロンやヒーリングサロンに向かいます。

 

覚えることやハードルが高い分、前者の治療系の方が大変で、その分貴重な人材になります。
中には、本当は前者の治療系を目指したいけど、様々な理由で妥協してリラクゼーション系に甘んじる人もいます(リラクゼーション系が格が下とか、レベルが低いとかではありません。誤解なきよう)

どちらであってもいい

ぷに
ぷに

僕は整体師から入り、身体の揉みほぐしの技術を得ましたが、そこから人の不調をただ改善するのではなく、総合的にみて「人を癒す」ことがしたいと考えるようになりました。

 

整体を通して癒しを届けるというスタイルです。

自分が「人の身体を整えることで癒しを与えたい」とか「癒しやリラックスを極めることで心身ともに整える人になる」と考える人もいるでしょう。

僕は「心身どちらも大事」と考えるタイプでした。
だから僕の場合は、身体を重視する「整体」もやるし、心を重視する「セラピー」もやります。

 

だから自分でも「整体師」なのか「セラピスト」なのか、よく分かってないです。最近は占いとか、それ以外のことも手掛けていますからね。。。

これから「整体師」「セラピスト」になりたいなら

もしあなたがまったくのゼロからこれらの仕事をしたいと考えているのであれば、どちらのアプローチをしたいかを決めた方が良いでしょう。

  • 身体や体質の改善、治療をメインにしたいのか。
  • 心の癒しやリラクゼーションで自然治癒力を引き出したいのか。

です。
両方やってみたいという人もいるでしょうが、まずはどちらか片方、向いていると思う方からやるのが良いです。

 

とはいえ、この仕事をしたいと思っている人は、ここで迷う人はそういないと思います。大抵は、どちら寄りになりたいかは既に決まっているはずです。

まずはどちらか片方、なりたい方の技術を一つ身につけることに専念しましょう。
そこに付け加えるなら、一つの技術をつけたら、すぐに誰かを施術することです。それは家族でも友達でも恋人でも知り合いでも良いです。仕事などで現場に立つことができるならそれに越したことはありません。まず実践をすることです。

 

その技術を身につけたり、実践する中で、整体系だと思っていた人が癒し系のスキルを欲しがったり、癒し系から入った人が整体系に路線変更することもあると思います。

身体と心は密接に結びついているので、途中での転換は珍しくありませんし、そこまで身につけた技術は無駄にはならないでしょう。

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