適正な値段の付け方について考えたこと

雑記

ここ最近、自分の商品の値段の付け方について色々と考えることが多いです。

 

僕の話なんですけど、今、西洋占星術に絡めた、全くの初心者でもある程度理解している中級者以上でも学べるオンライン講座の企画を構想しています。

 

その企画は、自分で練り練りしながら、とあるオンラインコミュニティでその構想やコンセプト、やる内容や値段などを見せてみて

「こんなのどう? 気になるところとかある?」

という感じで、独りよがりにならないようにしながら、出来るだけ意見を聞きつつそのサービスを作っているところです。

「安すぎる、もっと高く」と言われる僕

そのコミュニティの人たちは、皆真摯な人たちなので、正直な意見も色々と言ってくれます。
僕は今まで、そうした中で何度か

「こういう商品、こういうサービスを考えたんだけどどう?」

と言ってみたり、または

「作ってみた、開催してみた。どう?」

みたいに、実際にプロトタイプを出してみて、その反応を聞いたりしました。

 

僕の場合、その中でよく聞いたのは

その値段は安すぎるわぁ! もっと高くせい!!コラァ

というご意見でした(意訳)

 

高い、じゃなく。安い、です。

 

「提供しているそのサービスは、本来もっと価値があるはずのものだから、それをそんな価格にして価値を下げてしまうのはもったいない」

という意味だと思いますが、自分でだってお金を払っているのに、そういうことを正直に言ってくれる仲間がいるのは、本当に有り難いことです。

 

なぜ適正な値段をつけられないのか?

とりあえず、今まで僕が出してみたサービスや、これから作るオンライン講座が、「自分の考えてるよりもはるかに価値がある」ということにしておいて(それに心理的な抵抗はある)、話を進めます。

 

どこかで聞いたのですが、自分の作った何かしらのサービスや商品に安めの値段をつけてしまうということは、原因の一つには通称「お金へのマインドブロック」があるとのこと。

お金へのマインドブロック

お金へのマインドブロックとは、今まで自分が商品を売ることに慣れていなかったり、値段設定に慣れていなかったり、またはそのレベルの買い物に慣れていなかったりなどで、自分の扱えるお金の範囲を無意識に決めてしまうことだと思います。

今まで貧乏で暮らしてきた人が、ラッキーなことに宝くじで一億円が当たったとしても、その人は一気にお金を使って元通りになってしまったり、詐欺被害に遭ってしまったり、被害に巻き込まれたり、心理的な病気を患ってしまったりで、破滅してしまうお話を聞いたことがある人はいるでしょう。
それは、その人が「自分は一億円を使うことができる人間だ」というマインドを持っていなかったことが原因です。

 

それを克服するには、お金に対する高いマインドを持っている人や環境に自分の身を置くことが大事で、環境やマインドが今までと同じである限り、自分一人の意思でどうこうできるものではないそうです。

 

そんな「お金のマインドブロック」があるのは知ってましたが、僕の感覚としてはもう一つ、値段を適正につけられない理由がある気がします。

自然に出来すぎて価値を感じない

人に何かを提供するときに、自分の好意や得意なこと、好きなことを自然に提供して喜ばれた場合によくあることですが、
「大したことと思わなくても相手にめちゃくちゃ喜ばれる」ことがあります。

 

自分としては、好きで、得意でやっていることだからそこに苦労などを感じないし、ましてや対価をもらいたいという気持ちもあまりない。
好きだから、得意だから、それをやること自体が自分にとっての幸せであり価値であるからです。それで相手が喜んでくれたら、なお最高です。

 

こういう場合、すでにその行動や与えることそのものが価値なので、それ以上を求める気が起きなかったり、たいして苦労もせずに自然にお出しできるから、自分はそこに大した価値があると思っていないケースがあると思います。

 

でもそういう自然に出せるものほど、価値が高く、人は価値を認めるんですよね。

しかも、それは自分だけでやっているとなかなか気付かないです。人になんらかの形で出してみて、初めて自分のやっていることが、他人に、社会的に、マーケット的にどれだけ価値があるかがわかる。

ついでに

逆も然りで、苦労して作ったものは、自分は「なんてすごいものを世に生み出してしまったんだ!」となってしまうけど、それは大抵自己満足で、大した価値を生まないことが多い。

苦労には、一歩間違えると、自己満足と傲慢さが付き纏います。無駄に高いものがロクでもないものになったりすることもあると思います。

 

要は、「独りよがりになってはいけない」ということだと思います。自分ですごいすごい思っているうちは、大抵は自分だけで盛り上がっている。

今も色々と試行錯誤しています

自分の作ったものに値段をつけるというのは、難しいなと感じます。
少なくとも、自分一人でうんうん考えているだけではダメ(むしろ自分で考えれば考えるほどドツボに嵌るように思います)。

信頼できる人の意見の取り入れて、客観的に考えることが大事ですね。

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