開運ってなんだろうねぇ

個人鑑定やセッションをやっている時に、地味にアドバイスに困ることがあります。僕の場合、それは「開運方法は何ですか?」です。いや知らねぇよそんなの。この壺買ってくださいとでも言えばいいのか。

開運といえば何か、という話ですが、僕は開運の方法は人それぞれ違うし、その人がどこを向いているか、どうなっていきたいか、どんな気持ちになりたいかによると思っています。つまり、開運の方法は自分自身が一番知っています。
まあそれを読み解いて、その上でそれとなく「こうするといいですよ」と伝えてあげるのがプロなんだろうと思いますが、僕はまだそこまでの力は持っていないです。

ただ、開運はやり方さえ知っていれば誰でもできます。ここから先は僕の個人的な開運の考え方です。


一言で言えば開運は「前向きな感情を感じる全ての行為」じゃないかなと思います。

例えば、奮発して欲しかったものを買ってみる。旅行に出かけて、それが楽しかったら記念に何かを買ってみる。そういったちょっとして思いがこもってて、それが肯定的な感情が湧いてくるならそれが「開運」です。運を開くことは、筋肉と同じで、トレーニングが必要です。自ら運を開くことを意識することです。

それ以外にも、何か聞きたいことがあって占いを受けてみる。そこで変わった話や不思議な話を聞いてみるというのも良いです。そんな感じで、「ちょっと有益+ちょっと非日常」みたいに、自分の記憶に強く残る思い出というのは、それだけで後々続く海運の秘訣です。

開運というとちょっと胡散臭いですが、要は「肯定的な記憶を強く脳に印象付ける」という、一種のアファメーションが開運の正体です。


人生の要所要所で占いによるカウンセリングを受ける人はいまだに多いですが、その理由はこのアファメーション効果がとても強いからです。よい占い師は、

  1. 今まで抱えていた心配事を吐き出してまずは現在の問題から頭を離し
  2. 未来に希望を持つ前向きなビジョンを描いて頭の中でワクワクしつつ
  3. さらに普段とは違う「非日常的な体験」を味わい、感覚から楽しくなる

という感じで、「思考のデトックス」「頭での納得」「心からの充実感」という3つの要素がしっかり用意されていて、そのための雰囲気やムード、説得力に至るまで完成されています。上の2つだけならただのカウンセリングで済みますが、占いというのはそれに加えて、感覚による心からのアファメーションが為せるという点で大きく違っていて、これが占いがいつの時代も存在し続けている理由だと思います。

3番目の非日常的な体験はかなり重要で、いつもとは違う特別感や思い切りよく何かをやるというのは、とても良い効果があります。思い切りを良くするという意味では、高級なものに触れるとか、奮発して高いお金を払うとかも効果があります(逆に、お金を払うこと、出すことにさほど抵抗も感情的な葛藤も何もないと、非日常感が薄れてしまうので、開運効果があまりよくありません)

つまり、誰かに占ってもらうというのはそれだけで一つの開運方法なのです。
※ここでは、占いの内容とか、人によって占いのやり方も考え方も違うということについては触れないでおきます。ここまでの話は、あくまで僕の考える占いの意義です。


これを書いてて思ったんですけど、開運法というものを求める人に対しては、その人はたぶん自分に対する約束事やおまじないが欲しいのかもしれないと思いました。例えば1年後に叶えたい夢があるとして、それを紙に書いて毎日見返しながら枕に入れておくとか。

そういうのにも対応できるように、僕も開運ぽい行動を日常に取り入れてみようかな。実際、毎日の「ジンクス」的なものを持っている人は、自分の中にひとつのスタンダード、基準を持っているということなので、「もっと何かを良くしたい」と思っている人は、自分でなにか開運法を作ってみるといいんじゃないかなと思います。

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