前回の記事では、西洋占星術における人間の三要素「カラダ・ココロ・タマシイ」の関係性を取り上げました。
太陽と月の星座を通じて人の本質や運命を占う西洋占星術は、肉体(カラダ)、思考と感情の揺れ動き(ココロ)、そして生まれ持った存在意義(タマシイ)を通じて人間の生きる仕組みを説明しています。
魂が存在することで生命のエネルギーが生まれ、心と身体がその魂と現実世界をつなぐことで、私たちは日々の経験や学びを通して成長するのです。

ここで占星術の話に入ります。
生まれた意味、そもそもの使命やエネルギー、「魂」を示すのは太陽です。
太陽という唯一の恒星が太陽系の中心にあり、自分は動かずにただ光と熱、エネルギーを放っている太陽は、占星術では魂そのものを表しています。
カジュアルな「星占い」では1か月ごとに変化する太陽星座占いが知られていますが、これが当たっている! と思う人は少ないでしょう。
それは全くのデタラメだからというわけではなく、太陽の星座は「魂しか」見ていないからです。
魂が太陽なら、身体は地球であり、心は月が表します。
西洋占星術には地球に関する占いはありませんが、それは地球が表す肉体というのは、100%が現実であり、因果関係で成り立っているからです。
因果関係というのは、良い食生活をして十分な睡眠をとっているから健康だとか、不摂生をしているから調子が悪いとか、身体つきや習慣は親や家、遺伝子による肉体の遺伝によるものを受け継いでいるからとか、そういう原因と結果がしっかりとあるものです。
これらの原因と結果の法則によって、肉体は変化し、自分の周囲の環境なども影響していきます。
そして魂と肉体をつなぐ「心」は、月が担当しています。
月が満ち欠けして日々形が変わるように、人の心も満ちたり欠けたりして常に揺れ動いています。
魂はエネルギーであって言葉や具体的なメッセージを出しませんし、身体や肉体、現実で成功し富があっていくら満たされていても、心が満たされず幸せでない人はいます。
それはその当人の魂の放つ光と現実が噛み合っていない結果なのですが、それをメッセージとして発し、心の揺らぎとして表現するのが月です。
だから月や月の星座やハウス、アスペクトには、その人の抱えている性格の傾向、抱える問題や悩みが出てきます。
太陽星座占い(星占い)は当たりにくいですが、月星座による占いは比較的当たります。
それは、その人のフォーカスしている、気になってて問題視している、自分の弱く揺らぎやすい部分を浮き彫りにするからです。
太陽の星座が表す魂は、そもそもが強固で動かず、自分の心や現実がどうであろうと光り続けるだけです。
占星術の中では、太陽星座が最も強く、「自分がそのまま自分である」それが太陽星座である限り、疑いや恐れは何一つない領域になります。
問題がなければそもそも人は占おうとは思いませんからね。人の問題、あるいは自分の問題や悩み、それは感じている心が発している声であり、月が読み解いてくれます。
自分自身の魂と光のみがある太陽は精神「無」の世界です。
身体を表す地球は現実であり、存在する物質的なもの「有」の世界です。
心は月が表し、自分の内面と外側の現実、それぞれの間で揺れ動きます。


