手のひらに刻まれている線の中で、3つの基本線である生命線・知能線・感情線に次ぐ大事な線が運命線です。
手のひらを中指にむかってタテに伸びていくのが運命線になります。
目立つ線ですが、ある人とない人がいます。
若かったり、人生経験が少ないと無かったり薄かったりします。
後天的に新たに運命線が刻まれてくる人もいますし、
歳を取っても運命線がない人もいます。
運命線のうんめいというと曖昧な感じですけど、大体の場合は仕事やキャリアなどを占います。
仕事に対するスタンスやビジョンなどです。
大きく見れば仕事や経済活動、生産活動、生活を通した生き方に一本の芯が通っているか?
という判断をします。
イツキはこの運命線を止まり木とか拠りどころと捉えています。
生命線は人体そのものということを書いたことがあるのですが、運命線は自分の身体の頼りにする、寄りかかる場所を表しています。
運命線が太く一本ビシッと伸びていれば、地面に深く根を張った太い幹の大樹が自分を支えているようなものです。もたれかかっても平気ってわけです。
話がちょっとそれますが、「根拠のない自信」というもの、聞いたことがあるでしょうか。
この根拠のない自信。
理由なく自分に自信があり、生まれ持ってパワーやオーラがある人と、それがない人。
イツキが長年見てきた中でそれを分けている要因があります。
根拠のない自信を持つ人は、親・家庭環境・地元に愛されているということです。
幼少の頃にとても強く愛されて育っています。
親だけでなく、「地元」に愛されているというのもポイントです。
親戚とか地縁のつながりなどもそうですし、そもそもが土地の有力者の家など、人から注目される素地があるなどもあります。
こういった生まれた土地や家系、親縁、ルーツなどに肯定されている人は、それに後押しされて生まれ持った自信がついてきます。
そしてこの傾向は、生まれつき運命線が濃くハッキリと刻まれている人も同じように強い自尊心を持ちます。
逆に、運命線が薄いorない人は、そういった強い地縁からくる根拠のない自信をもたず、パワーというか押しの強さが不足しがちです。
でも運命線が薄かったりない人の方が大多数で、それは決して悪いことではありません。
今の社会は地縁とか地元の力とか家族の結びつきとかは過去の幻想になりつつあるので、運命線を強く持つ人は減っています。
そのような人は、後天的に運命線を刻んでいきます。
簡単に言うと、自分の魂のルーツを知り、自己を肯定し自尊心を持つようになると、運命線が刻まれてきます。