いろいろな運命線

手相
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運命線は、手のひらを中指に向かって、タテに伸びていく線になります。キャリアや仕事のスタンスなどを観ます。

いろいろなパターンがありますが、その中でいくつかの運命線のパターンを書いていきます。

ここで紹介する運命線には、寄りかかる大樹という言葉をよく使っています。
前回の運命線の話と合わせてイメージしてみてください。

手の下からまっすぐ上にのぼる運命線

東洋式では坎(水)宮、西洋式では地丘と呼ばれる手根から中指めがけて上がる運命線を持つ人。

中指近くは、東洋式では離(火)宮、西洋式では土星丘と呼ばれます。

中指まで上がらなくても、中指をめがけて上がっていれば、途中で途切れていても運命線になります。

寄り添う大樹がどっしりと根をはってて、強く自信満々な人になります。

運命線が濃く刻まれていれば、それだけ自分の根っこ、心の在処や、地縁など物質的に強い地盤に支えられていることが多いです。
物質的なものであれ精神的なものであれ、強い自信や信念を持っています。

「所属先が強い」という意味にもなり、大企業や歴史の太い会社あるいは地元の強い支持の上に自分を置く人にもなります。

運命線のオーソドックスなパターンらしいのですが、くっきりとした線が出てる人は見た感じあまり多くありません。

日本がイケイケだった頃や、土地や家族のつながりや日本古来の精神が強く根付いていた頃はこういう線が多かったのかもしれません。

生命線から上にのぼる運命線

生命線から中指にめがけて上がる運命線は、自分自身のパワーや行動力で仕事運、運命を切り開く人にあります。

寄り添う大樹を、自分自身を起点にして育てて作っていくというイメージです。

独立したり自分で事業を興す力を持ってて、どこかのタイミングで自分で考えて行動していくでしょう。

これは中指ではなく人差し指に向かって伸びていても同じです。
人差し指に伸びる場合は大樹というより人に好まれ必要とされる園芸植物を育てるイメージで、向上心があり努力家です。こちらが目立っていると、独立というより人が多く必要とされる会社内で切磋琢磨するタイプになります。

どちらにしても、生命線から上に伸びている線がくっきりあれば、自分の意志とパワーが十分に備わっています。

生命線から離れたところから上にのぼる運命線

東洋式では乾(天)宮、西洋式では月丘と呼ばれる所から伸びる運命線です。

これは人気運命線と呼ばれていて、人気商売を自分の仕事にしていく人に出やすい線です。

興味関心が広く、人の縁や支援者に支えられます。
場所や所属にとらわれずダイナミックに活動できる一方、人気のほどによっては収入や所属が不安定になりやすい面があります。

寄りかかる大樹が、自分(生命線)から離れているため、自分自身の力から離れた存在を拠りどころとするイメージです。

地丘・坎水宮(手首の真ん中あたり)から伸びる運命線に比べると、今ではこちらの月丘・乾天宮から始まる運命線を持つ人の方が多い印象です。
それは今の時代、自信やパワーをもたらす「自分を支えてくれる存在」は、地縁や家ではなく、人気やフォロワーといった人たちに移っているということかもしれません。実際、この線を持っている人は、なにかしらのソーシャルな場やネットで発信をしている人が多かったです。

風の時代ですね。

生命線に代わって運命線が下に伸びている

生命線が手の下まで伸びていないが、その代わりに生命線の外側の運命線が生命線より下まで伸びている線です。

生命線が短く、下まで伸びていない人は代わりの線がこのように伸びている場合が多いです。

運命線の濃さや長さにもよりますが、これは線のエネルギーが

生命線<運命線

になっている人です。

このタイプは会社などの所属先をしっかり持っておいた方が良いです。
自分でまっさらな状態から行動することは苦手で、寄りどころとなる大樹が必要となります。
自分の身近に、必ず頼りにしている人・パートナーなどがいます。

また、健康面などで実際に生命の危機を持っていたのが、環境の変化などあるきっかけで生き方が上向いた…という人も多い手相です。

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