辰巳天中殺の人

算命学
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辰巳天中殺は、日柱が31〜40の人です。甲午・乙未・丙申・丁酉・戊戌・己亥・庚子・辛丑・壬寅・癸卯の人が当てはまります。


辰巳天中殺の人は、心・精神が空になり、不安定になります。
べつに情緒不安定とかそういうことではなく、心や形ないものをアテにしない生き方をすると、うまくいきます。



そもそも心も形がないものも、目に見えないものなんてアテにならないっていう、当たり前のことなんですけれども。形がないものが不安定なんて当たり前なんですけれども。…と思うでしょうが、よく考えてみると、世の中で生まれたり今あるものは、最初から形があったわけではありません。

えんぴつだって、最初は誰かが文字を書けるようになりたいと思って作られたものであり、えんぴつやそれを書くノートが欲しいとなったら文房具屋に行ってお金を出して買いますが、それを発想する元は「思考する自分」から始まっています。自分が欲するから行動し、何かが生まれます。




そこへいくと辰巳天中殺の人は、自分自身の純粋な発想から現実が作られていくことはそれほど多くありません。発想が突飛になるか、その考えを人に伝えても首を傾げられて理解されないことが多いです。

辰巳天中殺の人は、雰囲気や言動がまず目立ち、キャラクターが引き立っていることが多いのですが、そもそもの自分自身や思考が他の人とは違うような雰囲気があります。

でもその突飛な精神性が、天中殺で不安定になっているために人と合わず、自分から人と協調して力を合わせて作ることになりにくいのです。

天中殺の6タイプは、個人の性格に影響を与えるわけではありません。結果に影響を与えます。

だから自分の個性やゼロからの発想をバリバリに出すことを好む辰巳天中殺だっています。

別に結果を気にしなければ、自分のタイプに合わないことをしたっていいのです。趣味とか。




辰巳天中殺の人に向けた心掛けはとてもシンプルで、目に見える現実や結果にコミットして行動することです。

結果を出すことを第一に考えていきましょう。そのためにはまず何かアクションを起こすことです。


例えば英会話を身に付けたいのであれば、机で勉強したり検定を受けるよりも、外国人と話す環境に行くこと。考えるよりも前に英会話スクールでも何でも、やらざるを得ないように申し込みを済ませて行動する。勉強して試験を受るのであれば、まず試験手続きを済ませ、手っ取り早く講習を見つけて申し込み効率的に学習する。なんなら留学する事を決めて手続きをする、などです。

例えに出したこれらは全て、すでに現実に「ある」ものです。あるものを使っていくことがカギです。

行動して、それに対する結果を出すにはともかくまずは環境を活かし、環境から変えていくことです。「形から入る」を意識的にやり、心や中身は後からついてくるものと思いましょう。

辰巳天中殺はわりかしパワーがある人たちですが、そこをあえて「自分ではない周りの何か」に力を借りて進みましょう。


自分への過信や傲慢が敵です。小さな行動と結果を積み重ねていく事が大切です。

それは辰巳天中殺に限らずなのですが、雰囲気や行動がパワフルで一際目立つ存在なだけに、地道な積み重ねが一番効いてくる人たちだと思います。


これは人に伝えたり教えたり、リーダーシップをとるときも同じです。

辰巳天中殺は伝えたり、コミュニケーションを取るのは苦手な傾向があります。

自分の心の中が天中殺の構造上不安定なので、内面を言語化することや、物語のように感情あるストーリーやプレゼンをすることが苦手だからです。

その反面、要点や事実を提示したり、実物や事例、データを用意してそこから導かれる「ただの事実」をシンプルに簡潔に伝える力があります。




辰巳天中殺に贈りたい言葉は「雑草根性!」

現実に強い人たちですが、それは雑草みたいなしぶとさや泥臭さを持った底力です。
純粋な自分から生まれた思考や発想よりも、外に出て揉まれて、泥のついた現実に根付いた末の思考や行動が力になります。

雑草なだけに地道な草の根運動なども大事です。それだけの力と負けん気を持っています。

停滞したり行き詰まったら、小さなことでもいいので小さな行動、それから数字など目に見える結果を積み重ねましょう。

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