子丑天中殺の人

算命学
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子丑天中殺は、日柱が51〜60の人です。甲寅・乙卯・丙辰・丁巳・戊午・己未・庚申・辛酉・壬戌・癸亥の人が当てはまります。

子丑天中殺の人は、自分から何かを始める初代の人です。大器晩成で、人生の後半から勢いが出てきます。




この十二支の図で構造を見てみると、エトの始まりの子と丑が無い人たちになります。

子と丑は時間では0時・2時で、多くの生き物が寝静まっている未明の時間。方位は北で季節で言えば冬で、最も静寂に包まれた季節です。

東洋のこの十二支の中では、始まりはこのように冬の真っ只中、目に見える始まりよりも前の、何の気配もない無の時期からが始まりになっています。

西洋占星術などで始まりにあたるのは、目に見えて暖かくなってくる春、春分からですが、東洋の視点では実はそれ以前に物事の始まりの時間はやってきていると考えているのです。

現実が何も動かず静まり返っている時期に何が始まるかと言えば、心の始まり、意志・想いの始まりです。生物が静まり冬眠している冬の最中に、生き物は意識を閉じて力を蓄え、動き出す春に備えています。

人間は12月や1月の間に、今年の整理をつけて来年に思いを馳せて、昔なら畑作業などを休んでこれまでを労ったり、農具を磨いたりしておく期間です。

少しずつ伸びる日の出と、やってくる春にむけて養うのは自分の心です。




この始まりにあたる子と丑、北の方角というのは現実では親にあたります。自分より先に生まれた存在や、先生など目上の存在もです。

これが天中殺により空っぽとなる子丑天中殺は、親に頼ることができません。

自分より目上の存在がいないため、自分が一番になる、自分が初代になるしかありません。

自分の力で進むことになります。


パワーバランス的には、子丑天中殺は大抵、親よりも強いエネルギーを持って生まれてきます。

それまでの親や家柄に収まりきらず、親を超えたり別の道を探って歩むことになります。




子丑天中殺の人は、成熟するまでに時間がかかります。

おおよそ30歳より以前は、親や環境にもよりますがパッとしないことが多いです。

主に伝達力・語彙力に現れ、家や親に守られているうちは自分の思っていることを伝えることが苦手です。

それは子丑天中殺の構造により、北の方向にあたる、思考や内面の先生や親というものが不安定になっているためです。


親や師匠、仕事で面倒を見てくれる上司などに恵まれない傾向があります。

それにより、若い頃は偉い人や強い人の応援やバックアップを受けることができないために、1人黙々と進んでいくことになります。

心の支えとなる強い存在がいないことで心にはどこか寒さや孤独感のようなものがあります。

その中で子丑天中殺は、親や誰かの影響ではなく、自分自身で考え経験したことを、自分の力でカタチにしていくようになります。

自立運の人であり、初代運です。




自分で動き考え、自立できるようになってくると、人によりますが30歳以降に徐々に人生に活気が生まれてきます。

後輩、部下や生徒、子供を持ち始めると、行動力やリーダーシップ、伝達力や語彙力も育ってきます。

自分の下に人が集まり、また自分も面倒を見るようになります。

自立運の人だけに、それまでは自分自身が苦労などさまざまな経験と見識を積んでいくことが大切で、後にそれが報われていきます。

小さくても会社を興して、人を雇い育てて経営している人も多いです。そうでなくても、一つの分野に専心して、気がついたら同ジャンルの中でのスペシャリスト、あるいはパイオニアになっている人もいます。




開運ポイントは、苦労はいつか報われると信じること。自分で考えること。自分で考えた結果であれば、回り道を面倒がらないこと。親や上司をアテにしないこと、です。

少なくとも子丑天中殺で成功している人は、頭が良い人が多い印象です。「賢さ」(ずる賢さ)とはまた違う、現実に立脚した頭の良さがあります。

それはこの人たちが、自分で考えることをずっと続けてきているからだと思います。

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