何にも頼ることのできない、ゼロの極限な状態で発揮される星があります。それが冥王星です。
ホロスコープの冥王星と、その冥王星のある星座とハウスは、普段満たされている時や平常時、基本的には人生の大部分ではほとんど使われることがなく、人格や人生に大きく作用はしません。
しかし追い込まれた時や、どうにもならない時、全てを諦めてあるがままに任せ、あとは天にでも祈るしかないような状況が訪れたときに、冥王星の力が発揮されます。
その冥王星が具体的にどう発揮されるのか。極限な状況と心理で、目覚める領域はどこなのかをおおよそ定めて見つけることができるのが、「ホロスコープの冥王星を1ハウスとして読む」というやり方です。
この冥王星を中心に作るホロスコープのハウスの分け方を、プルートサインハウスと呼びます。

やり方は、自分のホロスコープの中で、冥王星をまず見つけます。
その冥王星のある星座を1ハウスに割り当てて、それによって組み替えたハウスでホロスコープを観ていきます。
冥王星が天秤座にあれば、冥王星のある天秤座全体を1ハウスにします。蠍座にあれば蠍座を1ハウスに、射手座にあれば射手座を1ハウスにします。
冥王星を1ハウスに置いて、それにつづく星座が2ハウス、3ハウス、4ハウスとなっていきます。
冥王星とアセンダントがもともと同じハウスにある人は、ホロスコープは変わりません。
この冥王星のある星座を1ハウスにしたのが、「プルートサインハウス」の作り方です。
このプルートサインハウスは、極限の状態やゼロのまっさらな状態で自分がどういう行動をするか、どうやって道を切り開いていくかを図にして見せてくれます。
例えばこのプルートサインハウスの中で、
火星が1ハウスにあれば(冥王星と同じ星座、コンジャンクションです)、何も無い極限の状況で自分自身の行動力が目覚め、どんな逆境であっても自分の火星のパワー、行動力だけは枯渇せず湧いてきます。
火星が7ハウスにあれば(冥王星と180度オポジション)、何も無い極限の状況で、見ず知らずの人でも誰でも頼り利用していく行動力や、追い込まれた時に社交性や社会性、人の渡り合う力が湧いてきます。
プルートサインハウスでは、特に火星や太陽があるハウスによって、ゼロから行動する底力の源泉がどこにあるのかを見つける手掛かりになります。

