土星のアスペクトのワンクッション置くという効果

WikiImagesによるPixabayからの画像 西洋占星術

出生図などで、星のアスペクトの中に土星が関わってくると、そのアスペクトには「ワンクッションおく、一呼吸おく」という意味が加わるのではないか…と最近思い始めました。

 

土星は、よくある意味として「制限」「試練」「困難」「弱っていく」みたいなマイナスっぽい効果があることがほとんどです。人生の現実を定め、厳しく鍛える教師のようなものとも言われます。

よい意味で使えば、土星に関連することを真面目に取り組むことによって、人生の基盤ができて、安定が手に入り、自信がついてくるとも言われます。人生の骨組みを作る星です。


 

それに加えて、土星がアスペクトを結んで影響を与えている星は、土星の影響によって本来の影響が緩和されたり、影響が緩やかになるのではないかと思ってきました。

例えば火星と金星のオポジション。これがあると、自分の感性を積極的にアピールする性質が出るので魅力が増したりセックスアピールをしたり、自己表現に対して積極的になります。天王星が加わればさらに過激になりますし、気分屋で人を振り回す部分も出てきます。
でもこれらのアスペクトに、土星がなにかしらで関わっていれば、たとえ魅力があったとしてもそれに驕ることがなくなり、品格が出てくるようにもなります。

 

太陽と火星で、アクティブでところ構わず行動を移していくアスペクトを持っていても、そこに土星が絡んでいれば慎重に行動するようになり、リスクも考えた上で、確実に成功する確率を上げていくような堅実さも出てきます。

 

木星と天王星や海王星がスクエア絡んでいると、かなりムチャなことや極端な方向に触れていくことがありますが、土星がそこに絡んでいれば、なんだかんだで一線を越えるようなことはしなくなります。特に土星がオポジションで関わってくれば、自分の中で実現しない妄想を常にしているような人も、最低限のレベルでも妥協して「人にまずは見てもらう」みたいな要素が加わり、少しだけ社交的になるような効果もあります。

 


 

悪い形のアスペクトが出ていても、土星があればギリギリで踏みとどまることができて、分をわきまえるようになります。他にも、短絡的に行動に移すのではなく、よく考えてから「どうしたら良い結果を出せるようになるか」を見極めて、じっくりと取り組む傾向も出てきます。

 

感覚としては、オポジションのアスペクトに土星が絡んでいると、その影響がだいぶ緩和されてきます。オポジションは外に積極的に働きかけるアスペクトですが、土星がその中に調停の形でも影響すると、強い影響が出なくなります。



土星が関わるアスペクトは、ネガティブというか慎重さが出てきますが、そのおかげで一旦よく考えるとか、一呼吸おくとか、最低限のラインまで仕上げるという、良い意味での強さや堅実さが生まれる星だと思います。

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