西洋占星術では、年齢によって、10の惑星の中で担当する惑星が違ってくると言われています。
太陽の星座の影響が表れるのは26〜35歳の時期で、
36〜45歳の時期は火星の星座の影響が出始めます。
また、生まれてから7歳までは月星座が。
8〜15歳までは水星の星座が。
16〜25歳までは金星の星座の性質が表れるようになります。
46〜55歳では木星の星座が。
56〜65歳では土星の星座となります。
これが、惑星ごとの年齢域と呼ばれていて、おおよその年齢ごとに自分の惑星や、その惑星の持つ星座の性質が変化して表れてきます。
歳をとると、少しずつ価値観とか考え方とか大事にしているものが変わって、昔は好きだったものが今では興味がなくなったり、昔は引っ込み思案だった性格が、歳をとって積極的な性格になったりなど、時間の流れとともに性格が変わるのは人にはよくあることだと思います。

26〜35歳のあたりが「太陽期」となり、自分の中の太陽星座の性質がどんどん芽生えてきます。
この太陽星座は、自分の意志、やりたいこと、自分自身の使命や情熱です。
それ以前の時期、7歳までの月期は、そもそも自分では生きられず、親などに頼ってこの世に生まれつき、人の力によって生きていく完全他者依存の時期でした。
15歳までの水星期は、身体を動かし頭を動かして自分の世界を広げていき学習する成長期でした。
25歳までの金星期は自分の好き嫌いがハッキリしてきて、動ける範囲も広がり、様々な感情揺さぶる体験を重ねていきます。
しかしここまでは、自分の本心、本当の意思、魂からの声は小さいものでした。なんだかんだで周りの環境や人間関係や流行りすたりに自分の性格が依存しています。
そこを脱却して、本当の自分の向き不向きや生き方を考え始めるのが26〜35歳の頃です。
もちろん、それ以前に自分の使命に目覚める人もいますし、どんなに歳を取っても自分の魂や心の底からの声を知らずに生きていく人もいます。
べつに26〜35歳でなくても、太陽星座の意志を獲得することはあります。この年齢域で自分を振り返り、生き方を問い直す人は多いです。
というか、占星術など高次元のメッセージを必要とし、本気で自分に問いかける、「真に占いが必要な人」の年齢層はここに集まっています。
人生に最初にハイヤーメッセージを求める確率が高いのがこの年齢域ですね。
実際、イツキが占ってきた中では、30歳前後の占いに求める悩みの殆どが「自分の生き方」に関してでした。
30歳前後のこの年齢での結婚や起業は長続きすると言いますね。その他にも仕事などの色々な選択と決断は、この時期にどれだけ悩み考え、自分らしさを突き詰めたかによって自分に自信と深みを与えます。
先日、35歳になりました。
イツキも、年齢域的にはそろそろ太陽期から火星期へ移っていくので、このラストスパートに自分のあり方を振り返って、丁寧に生きていきたいと思う。