ホロスコープの水星は、コミュニケーションと伝達を表しています。
水星は、太陽から一番近い惑星であり、ホロスコープの中では常に太陽に近くにあります。
一定の速度で動く太陽の周りを、速いスピードで追い越したり、動く方向が変わって逆行したりしています。太陽と同じ星座か、一つ前か後ろの星座にいます。
太陽が会社の社長や国の王だとすれば、水星はその周りをちょこまかと動いて身辺の世話や雑用、事務や伝令をこなす秘書のようなものです。
ホロスコープにもよりますが、日常生活で人と会話をしたり、人間関係を作る時、話している時の印象。つまり人間関係を作る上では、太陽より水星の影響の方がはるかに大きいです。
水星と太陽で星座が違っている人
太陽と水星の星座が違うと、人前で見せる話しているとき接し方と自分の本心を使い分ける傾向が出てきます。
水星と太陽で星座が一つ違っていれば、太陽の星座の性質よりも水星の星座の性質の方が目立っている場合も多いです。
水星のアスペクトの例
水星がどれくらいの強さで、ひとにどういう影響を与えているかは、水星とつながるアスペクトによっておおよそわかります。
水星によって外交力に特に影響してくるのは、水星と180度の関係になるオポジションを持っている人。
また120度トラインや60度セクスタイルがあると円滑なコミュニケーションができて、交流できる幅が広がります。
ただし、水星のアスペクトが多くなると(特に180度オポジションや90度スクエアなどのハードアスペクトがあると)人の輪の中で疲弊したり、自分を人によって変えすぎたり、または人に下に見られがちになったりする欠点も出てきます。
水星は秘書や伝達係の星なので、親しみやすさがある一方で尊重されず下に見られる面も出てきてしまいます。
水星に対して目に見えない星(天王星・海王星・冥王星)がハードアスペクトをとっていると、精神的な負担は人の理解を超えたものになりがちです。
水星と海王星の90度や180度を持っていると現実では無い存在、事実として現れていない潜在的なメッセージを読み取る力があることも多く、それで相手やその場の空気から必要以上の余計な情報を汲み取ったりすることも多く、苦労することもあります。その力を逆に活かせば、潜在意識やスピリチュアルなメッセージを伝える人にもなります。
水星と木星にアスペクトができていれば、情報が早く頭が周り、人の中に入ることでどんどん人生が回っていきます。
ホロスコープの一例(松本人志)
このホロスコープは、芸人の松本人志さんです。

例えばこのホロスコープでは、太陽が乙女座にあり、水星が天秤座にありますが、
それぞれのアスペクトの繋がりを見てみると、太陽には木星と土星が150度のクインカンクスがあり特殊アスペクトのヨッドを形成。月に120度のトライン。海王星に60度のセクスタイルがあります。
一方の水星には、基本的なアスペクトは他のどの星とも繋がっていません。
こうなると伝達役の水星の関わりが薄く、星の中の王様である太陽が他の星と積極的に関わるような配置となります。
このように水星の関わりやアスペクトが弱いと、人に対して対等・公平な姿勢で接することや、相手と同じ思考で軽やかに会話を交わすという親しみやすさが弱まります。
代わりに太陽のアスペクトが強く出ていれば、多くの人とコミュニケーションをするときに水星の適度な伝令役、クッションがなくなり、太陽の光や熱がそのまま相手に伝わるようになり、「偉そう」とか威圧感とか、やや一方的なやり取りになり、水星が弱いぶん人の話を聞いたり柔軟に受け止めることも苦手になります。
しかしこのように水星より太陽の方が強い配置だと、自分が相手に教える先生や、壇上でのスピーチ、キャラクターそのものの強さで勝負する時には有利になります。

