山羊座と社会での死 ※閲覧注意

2020年から最近まで、芸能人や著名人の訃報や引退のニュースが相次いでいるように思います。僕は芸能関係とか世間で注目されている人の動向にはあまり興味はないですが、それでも今までそこそこ聞いたことがある名前の人も、過去に大きな功績を残した人も、立て続けに世の中から去っていっている気がします。

亡くなられた個人の人にはあまり言及したくはありませんし、その人それぞれに思いを馳せるのは人それぞれでやっていくとして…。
僕がそういうニュースを見ながら感じているのは、確実に世の中が変わって来ているということです。

かつて大きな功績を残した人がこの世を去ったり、今まで活躍していた芸能人やテレビでの顔になっている人が引退していくこと。それと時代が変わっていくことがどう関係があるのかというと。

そもそも、社会的な功績を残した人や芸能人というのは、社会や人々によって「生かされている」存在なんですね。人に名が知られて有名になるというのは、それだけ多くの人から応援が得られて、その多くの支えによって生きてきた人たちです。社会や世の中の流れや、人々の色々な思いを代表して世の中で活躍するような人は、自分個人の意思というより、人々の何らかの想いを引き受けて生きている人たちです。

少しだけ知っている範囲で言うと、嵐が既にアイドルグループでの活動停止を宣言しましたね。これも嵐の今までの芸能グループ活動に対しての「死」のようなものです。これが形を変えると、今まで活躍していた人が何らかの不祥事とかで活動ができなくなったり、引退して活動停止をしたり。さらに深刻になると、その人そのものの死ということにもなってしまいます。

社会によって、人々によって生きている「公の人」は、多くの人の思いを背負っている以上、簡単に自分の方向転換ができません。幼少の頃からずっと活躍している人は、生まれてからずっと世のため人のために生きてきた人です。
有名人や著名人が相次いで引退をしたり、世を去っているのは、それを支えてきた人それぞれの思いが変容している結果だと僕は感じています。そして悲しいようですけど、その時に穏便に引退して、世の中の表舞台から離れることができなかった人は、何らかの因によって自分自身の命そのものが世の中から離れるという結果になっていきます。

2020年の年末から今年にかけて、土星が山羊座から水瓶座に移り、木星と土星がつながる「グレートコンジャンクション」が起こり、時代は本格的に地の時代から風の時代に移りました。
古くは、土星は死をもたらす星と呼ばれています。死に色々な意味があって、生命的な意味での死もあれば、今までの活動や世の中からの評価が一回死んでまっさらな状態になるという意味もあります。
大きな意味で言うと、土星がもたらす死は、今までの過去の決別という意味と言えます。

そして山羊座が意味するのは社会であり、既存の枠での社会です。世の中の仕組みや評価や名声というのは、山羊座で一旦の完成を迎えると言われます。山羊座の次の水瓶座は、それまで完成していた形態を崩して、新しい可能性を模索する星座です。
今まで作り上げてきたものを壊していく面が水瓶座にはあるので、その崩壊の過程はとても苦しいものがあります。山羊座を象徴する「今までの評価や名声、功績」が崩れていくのが今の世の流れなので、それで生きてきた人が色々な形で引退しています。

そういえば、国の政治の世界でも、今は世界の国の首相たちが相次いで辞任したりしてますね。政治家などは人々の想いによって生きている最たる人たちなので、影響もとても大きいと思います。

個人に当てはめると、たとえ別に有名だったり、地位や功績がある人でなくても、今までのやり方や今までの肩書きに頼っていると危ないということです。土星の水瓶座は、常識に囚われない様々な可能性を模索していくことが大切な価値観になるので、今までのことに息詰まり感を感じているなら、今までとは違う新しい方法を試す時かもしれません。
大事なのは、今までとは違う視点をもたらしてくれる、全く畑違いの友人やコミュニティの人と意見交換をして、立場の上下に囚われることなく水平方向に可能性を広げることです。

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