
度数
ホロスコープの星のとなりに小さく書いてあるこの数字は角度の度数です。
星に度数が書いてあるほかに、ハウスの境目「カスプ」にも書いてあります。
この度数は、小数点以下まで含めた1〜30°までが書いてあります。
この「さくっとホロスコープ」の場合、上の段と下の段がありますが、上の段が1〜30°までの度数。下の段が小数点以下の2ケタを表しています。基本的には小数点以下は見なくて大丈夫です。1〜30°なので、小数点以下を全て切り上げて、度数に+1にします。
例では、「太陽」の度数は、10.09と書いてありますので、10度09分の位置にあります。
山羊座の30度数の中の10.09なので、山羊座のやや前半に太陽があるということです。
少数は切り上げて、「太陽は山羊座11度」の位置にあることになります。
この度数とは、サイン(星座)の中のどの位置、どの角度にあるのかというものです。
星座の中に1〜30°があり、30分割して細かく見ていく時に使われるのです。
例えば牡羊座の4°にある星なら、牡羊座の初めの方にある星であり、
牡羊座の29°にあるなら、牡羊座の最後の方にある星ということになります。
アスペクト
ホロスコープを作って、一番目立って目につくのが、星の記号と記号を結んでいる赤とか青の線。これをアスペクトと言います。
※この線が一番気になるやつだと思いますが、太陽や月などの星と、12の星座の方が大事です。まずそっちから知っていきましょう
ある星とある星が、特定の角度関係になると「アスペクトをとる」と言い、その角度の条件に当てはまると色付きの線とか、記号が書いてある線とかが描かれるようになります。
(アスペクトの線は、ホロスコープ作成ツールによって異なります)
アスペクトは、それぞれの星と星の繋がり、関わりを表しています。
主なアスペクトは以下の通りです。
メジャーアスペクトと言います。
ハードアスペクト
アスペクトの中でも、キツい、試練がある、鍛えられる関係にあるアスペクトを、ハードアスペクトと呼びます。
オポジション・・・180°の関係。反対側、対角線上にある星
スクエア・・・90°の関係。3星座ぶんずれた位置にある星
ソフトアスペクト
アスペクトの中でも、優しい、応援される、居心地が良い関係にあるのが、ソフトアスペクトです。
トライン・・・120°の関係。4星座分ずれた位置にある星
セクスタイル・・・60°の関係。2星座分ずれた位置にある星
また、星座同士がとても近く、0°に近い状態でくっ付いていたり、同じ星座内にある星同士は、
0°関係でコンジャンクションと言います。
他にも、マイナーアスペクトと言って、いくつかの特殊なアスペクトがあります。
このマイナーアスペクトをいくつか含めると、ホロスコープがとてもゴチャゴチャしてしまってとても読みづらくなります。読みを誤りやすくなるので、初心者はあまり気にしない方がいいと思います。
ここまで含めると、ホロスコープ作成ツールによって出してくれるものと、出してくれないものが分かれます。
「さくっとホロスコープ」では、出していないようです。
クインカンクス・・・150°の関係。6または8星座ぶん離れた関係
クィンタイル・・・72°の関係。ホロスコープを5等分した時の関係
セプタイル・・・51〜2°の関係。ホロスコープを7等分した時の関係
セミスクエア・・・45°の関係。スクエアの半分で、ホロスコープを8等分した時の関係
セスキコードレート・・・135°の関係。スクエアとセミスクエアを合わせた角度
アスペクトの関係の強さ・弱さを見る
これらは、120°ぴったりとかでなくても、数度の誤差であればアスペクトとなります。
この誤差の範囲で、どれくらいからならアスペクトになるかは、作成ツールや設定によります。
また、個人の解釈によってアスペクトを取る広さも変わります。
アスペクトによって許容する広さが違うこともあれば、
アスペクトを結んでいる星ごとに許容する度数が変わるという手法をとっている人もいます。
ここは、それぞれの解釈、流派によって分かれるところです。
ただし全てに共通しているのは、よりタイトであるほど(180°のアスペクトであれば、より180°に近いほど)、影響力はデカくなるということです。

例のホロスコープでは、それぞれのアスペクトと角度をよく見ていくと、
太陽が山羊座の11度、月が蠍座の11度、土星が牡牛座の11度にそれぞれあり、アスペクトの誤差がほとんどありません。
この太陽ー月ー土星のアスペクトの影響は、このホロスコープにおいては影響が特に強く出ると見ていきます。