安定主義の算命学と突出を求める現代の生き方②

ぷにです。

前回の続きです。

現代がどういう時代か。
ということは人それぞれ色々な考え方があると思いますが、「フォロワー至上主義」みたいなところがあるのは否定できないと思います。それの是非はおいといて、そういう時代であるという前提で書いていきます。

影響力が大企業やマスメディアから一人一人の人間に移った今、SNSなどでどれだけ自分のキャラや個性を引き立たせ、注目され、目を離せない存在になるか、そしてファンがどれだけ多く集まり応戦されるかが大事になっています。
何かしら成功したいと思うなら、何であれ人気を集めること、あるいは人として尊敬や期待を集めることは不可欠になりつつあります。

そのためには、注目されること、雑に言えば「目立つこと」を求めるようになります。まずは注目されなければ、人に気づいてもらえないような時代になっています。

※以上は、あくまで、成功したかったり世の中に認められたりしたい場合の話です。どのようになりたいかの度合いは人それぞれですし、目立つことを推奨してるわけでもなければ、注目されない=価値なし、と言っているわけでもありません。

それによる弊害もあって、目立つことを求めるあまりに、迷惑系のインフルエンサーが生まれたり、突出や逸脱しているばかりで中身や人格が整っていなかったり、表面的な人気に左右されて一発屋で終わったり、
または人目を気にしたり目立つことをやりすぎるあまりに本来の自分を見失ったり、精神が不安定になったりする人が多くなるのも今の時代の特徴です。

決して目立っているわけではなくても、SNSを通じて繋がっているフォロワーを気にして自分の本心を表明できなかったり、心が乱れて疲れてしまう人も決して多くありません。

フォロワー至上主義の現代では、まったく動きが予想できないフォロワー・大衆に左右されながら、物質的にも精神的にも安定せず、移ろい乱れやすい時代と言えます。

そこで算命学の話に戻ります。

それでも算命学という占いの現代での役割は、自分を安定させることに尽きます。
大昔、算命学の元が生まれた古代中国の頃は、安定した上での繁栄えした。その安定や反映の対象は国家だったり領地だったり一族だったり。

それは現代でもつい最近まではそうでした。企業の命運を占ったり、発展するために算命学の理論は使われていました。しかし今はそれだけではなく、人ひとりひとりが現実・精神両面で安定し、この世界に強く根ざし、生き抜くための知恵でもあります。なぜなら、今は不安定が当たり前の時代。自分をしっかり確立して自立できなければ自分の身が危うくなるからです。

発展や繁栄どころではなく、極論、命の危機すらある。だから自己確立が必要なのです。

算命学は自分を目立たせたり、突出させたり、人を出し抜くような知恵はあまりありません。ちゃんと鑑定すれば無いとは言えませんが。
一時的に注目を浴びたりするよりも、自分の持ち味を生かして、それを無理なく自然な形で発展させ、人やフォロワーの気分に惑わされることなく、経済的にも精神的にも真の自立をすることが現代の算命学の目的です。

目立つこと、注目されること、フォロワーを集めることは、現代の成功の陽の部分であり、表面的なものです。もちろんそれは大事ですが、本当に成功して自分らしく活動できている人は、同時に自分をしっかりと持っていて、自分らしい活動に専念している人です。
自分らしく、しっかり根を張って活動することのヒントが算命学にはありますが、それは「陰」であり、人には見えない影の部分です。それは表面的ではない本質の部分なので、これを理解すると自分が強くなり、息の長い活動ができるようになります。

陽と陰はどちらも必要です。そして陰の部分は、理解しモノにするまでにずっと時間がかかります。
算命学はほとんどの人にとっては「陰」。陰ながら自分を支えるものであってわかりやすく成果を出したり目立ったりするためのものではありません。でも根っこをしっかりと張って強くなることはいつか必ず必要になります。何かしらに成功した後、それを活かしたり発展させたり、躓かないようにするためにも。

風の時代と呼ばれる今だからこそ、末長く発展するための東洋の哲学の価値があると思います。

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