占いの中でも、算命学をはじめとした東洋の占術は、
西洋とは違う概念がいくつも出てきます。
その中でも特に特徴的だなと感じているのは、
「家」という概念。
この場合の家は、家庭というより「家系(かけい)」です。
家系(いえけい)じゃないよ?
ラーメンじゃないよ!?
この「家系」という概念と、
家系というものがどういう力を持ち、
人生にどう関わってくるかを理解してないと、
東洋の占術は正直堅苦しくて
ピンとこないことが多いと思います。
家系とは、自分の両親、祖父母、
さらに遡って、遠い先祖に至るまで何代にも渡って
受け継がれてきたルーツであり、性格や性質。
血縁で継承されているDNAであり、
血縁でなくても教えや伝統として、
その家代々の性質を受け継いでいることもあります。
究極言ってしまえば、
私たちが生まれる前の祖先は何百代も何千代も溯れて、
人類が誕生するはるか古代から。
もしかしたら人類や地球が誕生する以前からも、
私たちは遥か遠い祖先のDNAをずっと受け継いできました。
ある家はどこかで途絶えて、
またある家は分かれて支流となって増えていき、
生き残った結果として現在の私たちがいます。
家や家系というと難しいですけど、
イツキが考えている家系としてのパワーは
そういうものだと解釈していて、
今の言葉で言えば「DNA」だなと。
その家系、DNAが
自分らに何をもたらしてくれるかというと、
それは「生きる力そのもの」です。
生きる力は、両親とそのまた昔の遠い祖先の残した
身体や知恵の情報です。
そして、その家系の流れを絶やさず
継承していこうとする中で、この算命学は生まれました。
帝王学とも言われますが、それも要は王の血統を
絶やさず繁栄を続けていくための知恵です。
家や家系というと堅苦しいし、
そんな血統を残すとか上等なことを考えてる人は
今の時代にはあまりいないと思いますが、
一昔前までは、日本でも少なくとも戦前までは
そういう考えは確かに存在していました。
それが古いとかいう話ではなく、
脈々と引き継がれる家系とDNAに思いを馳せると
単純にパワーが出るというか、
多くの祖先から応援されて生まれてきたというか。
そんな気持ちになりません?
算命学や、あと姓名判断なども、
古代からある東洋の占いや秘伝の学問には
こういう思想が強くあります。
それを理解し、自覚して生きることは
自分の生き方に力を与えてくれる。
そしてその生き方は、今まで命を繋いできた
多くの祖先の応援を受けている。
そういう所から算命学や東洋の占術を理解していくと
いいんじゃないかと思います。
