2021年「辛丑」の年は人の動きが活発になる

色々な人の命式を見ていて気づいたのですが、2021年ではほとんどの人が2020年よりもエネルギーの総量が大きくなる年のようです。

算命学では、自然界に存在するエネルギーを、木火土金水という5つに分けて表すことができます。この5つのエネルギーの値は、生年月日によって一人一人違っていて、このエネルギーの量やバランスによって、その人が現実で物事を実現したり達成する力量が変わってきます。

算命学による命式を出すには、このサイトを使うと便利です。
中段の「先天的エネルギー」の部分が、その人の五行のエネルギーの強さです。

このエネルギーの総量は、生まれつき決まっているエネルギー以外にも、その年ごとに変動するエネルギーもあります。この変動も人それぞれによって違い、エネルギーの総量が高い年もあれば低い年もあります。

この「年ごとに変わるエネルギー」の総量を色々な人で見てみたのですが、2020年から2021年に移り変わる中では、ほとんどの人がエネルギーの総量が高くなるみたいです。

これは、2020年の干支が「庚子」の年で、2021年の干支が「辛丑」の年だからです。子年というのは算命学で見ると、全体的な傾向としては12年の中ではエネルギーが低くなりやすい年が多く、特に「庚子」の年は異常干支にあたるので、物事を動かしたり実現するためのエネルギーが弱くなります。
2020年は、コロナによる世界的な感染騒ぎによって、物理的に外出したり外に出ていくことが難しくなって、色々な物事が文字通り行き詰まりを見せた年だったと思います。

エネルギーの特に低い庚子のような年は、一人一人が行動することに無意識にブレーキがかかったり、立ち止まったりせざるを得なくなってくるので、去年は影響は国や世界単位で起こってしまいました。

今年の辛丑の年は、その庚子の年と比べるとかなり動きやすく、活気が出てくるのではないかと思います。
異常干支の年でいえば、2018〜2020年までは3年連続で異常干支が回る年でした。今年の辛丑の年からは異常干支を抜けて通常の気に戻っていきます。

干支の切り替わりは、年の初め(正月)からすぐに切り替わるのではなく、実際には干支が切り替わるのは節分からになります。節分の日は大体2月3日ですが、今年は2月2日なので1日早くなります。
もうすぐ節分ですが、2021年の本格始動は節分を過ぎた辺りからになるでしょう。

エネルギーの総量が高くなるとどうなるかというと、現実での活動量や行動力が上がります。
生まれつきのエネルギーが高い人は、大まかにいうと、自分の思ったことや達成するべきことを粘り強く実現させる力が強い人です。存在感や影響力もあるので、自分のやることなすことが良くも悪くも人目を惹きます。自我が強く、行動力も高い傾向にあります。他人の言うことによって自分の行動をすんなりと変えることはほとんどなく、何事も自分で体験して、身をもって苦労を体験しないと身につかない人でもあります(あくまで傾向です)

年ごとに変動するエネルギーも同じような影響があり、年ごとで見ていくエネルギーが増える時期は、活動が活発になり、行動的になります。
調べてみると、今年は多くの人が、総じてエネルギーの総量が上がるので、世の中全体の動きが去年に比べて活発になると思います。

「今こんなコロナで自粛ムードなのに?」と思うかもしれませんが、まあ人の動きは戻ってくるでしょう。
さすがにコロナ以前の元通りになるとは言いませんが、去年ほど籠もらなきゃいけなくなることはないでしょう(そもそも2020年の運気自体がけっこう異常で、冷え込みすぎの時期でした)

算命学的な理屈で言うと、丑年というのは、十二支の中では子年に次ぐ二番目です。
十二支には、それぞれ五行の気がそれぞれ入っていて、4つの季節が割り当てられています。春の気は「寅・卯・辰」年。夏の気は「巳・午・未」年。秋の気は「申・酉・戌」の年。冬の気は「亥・子・丑」の年です。
加えると、「辰・未・戌・丑」の年は、それぞれの季節の最後を締め括る季節になり、季節の境目になって気候が変わっていくので、「土用」の性質を持ってきます。

これに当てはめると、丑年は「冬の土用」の気を持っています。季節で言うなら、2月辺りの時期で、まだ寒いけど徐々に暖かい日も出始め、少しづつ春が訪れそう…という気にさせてくれる時期です。

「春が訪れる前の最後の寒さ」という部分が丑年にはあり、地面から芽が出て日の目を浴びることになり、活動することになりますが、その前に土の中に育つための栄養をたくさん含んでいる状態です。世の中に出るためのパワーを内側に着々と蓄えるような年になると思います。

大々的に動くことはできなくても、もうずっとひっそり籠もっていることはできなくなるんじゃないかなと思います。何をするにしても動かなきゃ始まらないという気持ちが世の中にどんどん強くなってくるので、それに気づいた人から、何かを変えるために少しずつ動き始めていくでしょう。

2021年の辛丑の年は、そんなに大きな、目立った動きは無いかもしれませんが、一人一人がそれぞれ自分で考えて、自分で動いていくことで少しづつ芽吹いていく年でしょう。

2019年の亥年は、冬の干支の年の始まりでした。大きな流れの中での冬の時期は、世の中の流れや経済などが落ち込み、世の中が混乱や低迷を迎え、活動が落ちていく中で人はそれぞれ改めて「どう生きるべきか」を自分自身に問いかけるようになります。夏や秋の干支の年までで蓄えてきたものや積み上げてきたものは、冬の干支の年になると一度切り崩したり立て直したりすることになってしまいます。亥年は十二支の中で最後の干支になるので、今までの決算と精算が起こるような年でした。

2020年の子年は冬の季節の干支の真っ最中であり、(一年の季節の中では)生物の活動も最も少ない時期になります。なので子年では、多くの物事の展開や発展が止まって、頑張ろうとしても頑張れない年になりやすいです。季節で言うと12月から1月が子の季節になりますが、この年末の時期はやり残したことで駆けずり回ることはあっても、あまり仕事とかに一生懸命になりたい時期ではありませんよね。むしろこれからのことを考えて、無駄に動き回らず体力を温存するようになります。現実的な活動よりも、内にこもってじっくりと内省して、今までを振り返ったりこれからの展望を構想したりするのに適した年でした。

2021年の丑年は、亥年・子年という「冬の干支」を乗り越えたことで、個人個人がそれぞれに自分だけの素質やできることを再発見し、自分の意志によってゆっくりと発進していく年になりそうです。これまでの冬の年の中で、今までの抱えていた不必要なものを手放し、自分自身の在り方について深め、何かしらの変化や手放しを経験した人であれば、今年はきっと心置きなく前に進むことができます。

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