月柱に異常干支を持つ人、仕事環境がなんか変

異常干支・暗合異常干支とは

命式の中に異常干支あるいは暗合異常干支を持っている人の話をします。

算命学で見るとき、年柱・月柱・日柱の3つの柱で人の性質を見ます。

命式は10の干と12の支の組み合わせでできていて、それらの組み合わせで60通りの「干支」ができるという仕組みになっています。
この60通りの干支の中には、異常干支と呼ばれる特殊な干支が6つ、暗合異常干支と呼ばれる干支が7つあります。

この異常干支・暗合異常干支が3つの柱のどこかで出ている人は、人生のどこかの部分で変人要素や、変わり者になりやすくなります。

確率的には、60の干支の中に13あるので、年柱・月柱・日柱の中で一つくらいあっても別に珍しくはありません。
3柱中2つが異常干支だったりしたらちょっと珍しく、3つすべてが異常干支だったらかなり珍しく、相当な変わり者要素が出てきます。

干支の60のうちの13の確率が3つであれば異常干支があることはそんなに稀なことではないので、異常干支の一つあったくらいでは大して珍しくもなく、変人要素を持っててもそんなに気にならなかったり、うまく隠しながら生きていくこともできます。

月柱の異常干支持ちは少し変わった仕事を選ぶ

月柱に異常干支・暗合異常干支を持っている人は、特殊な仕事環境や職場にいることが多くなります。
仕事環境がなんかヘン、変わってることが多くなり、普通じゃない仕事に適応します。

逆に、公平公正でクリーンで誰がみても優良で文句のつけようがない仕事場や、皆から注目や期待をされる花形、一定の決まった成果を求められる公的な仕事などに馴染めない傾向があるなと思います。

異常干支持ち（以下、「暗合異常干支」の人も含む）は、変人要素があり、なにかしらの部分で世の中の大半の人とは違った価値基準を持っています。

そのせいもあり、自分の変わり者要素を自覚してそれを生かせないうちは、人や社会との価値観の違いに苦しんだり、世の中から求められることが満足にこなせなかったりして、苦しい思いをすることがあります。

月柱が示すのは、所属する社会

中でも月柱の干支が表しているのは、「自分自身の立ち位置、社会的立場、生きていく地盤」を表します。

算命学の教本の中には「家系・先祖の場所」と書かれたりもしていますが、要は、自分がこの世に生まれて、自分の家系やルーツをしっかりと胸に刻み、それを自覚した上で役割や使命に目覚めれば、生き方が安定しますし、安定した生活や仕事が得られるようになります。

今の価値観では家柄とか先祖とかはほとんど関係なくなってきていますが、それでも自分が現実に生活し生きていくためには、実家との太い繋がりなども含めて「家」が安定してることは大事ですし、家に代わって今では「会社や所属している組織」がそれを担っています。

そのように、自分が経済的な安定を得るための基盤を表しているのが月の干支になります。月の干支を見れば、その人がどんな環境に適応するか、どんな仕事・会社組織・コミュニティに属すると心身共に安定するかをおおよそ知ることができます。

常識に惑わされず、独自の強みを活かすこと

月柱に異常干支を持ってる人は、他人の意見や常識にとらわれず、自分自身の持ち味を活かしていきましょう。

周りの人の意見もあまり参考にしない方がいい人でもあります。
自分自身がマイナーだと自覚することで、独自の処世術を身につけることができますし、それを突き詰めていけば、誰にも真似できないような特殊なスキルを持つことができる人にもなれます。

僕自身を振り返っても、僕の周りにいる人も、特殊な環境でこそ、人に振り回されずにたくましく生きている印象を受けます。

月柱に異常干支を持つような人の場合、仕事や所属先は世の中の常識や評判に振り回されず、自分の勘や自分なりの価値基準を信じて判断するようにしましょう。