異常干支について(7)丁巳

算命学
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60ある干支の中で、
上の天干と下の地支の組み合わせが自然な
組み合わせではない『異常干支』というのがあります。


その特殊な組み合わせと言われる異常干支は13あり、

そのうちの7つは、
天干の干支と地支にある干が干合している組み合わせで、
『暗合異常干支』と呼ばれます。


この異常干支に分類されるものが、
どういう仕組みで異常な性質を持つのか。

それを持つ人がどういう性質を持つのかを
順番に書いていきたいと思います。




前の記事で、
異常干支は地支によって偏りがあることを書いたので、

地支ごとに分けて異常干支の性質を書いていきます。




今回も『巳』の地支をもつ異常干支を書きます。

巳の地支をもつ異常干支

巳の地支を持つ干支は
己巳・辛巳・癸巳・乙巳・丁巳があり、

異常干支は辛巳・癸巳・丁巳の3つです。
そのうち辛巳・癸巳は暗合異常干支と呼ばれます。




地支『巳』は、季節は夏の始まり。
時刻でいうと9:00〜10:59のあたりです。

方位は南南東で、太陽の輝きがどんどん増してくる
方角と時間帯です。

働き始める時間帯で、人も活発に動きます。

五行で言えば巳は火の行にあたり、熱く明るい。
次の地支の『午』と合わせて、
最盛期という意味と様子があります。

地支の全盛期を迎えると、
人は文化芸能や芸術方面に力を入れ始めます。
その代わり、物質や経済面への関心が薄くなります。


丁巳

『丁』という干は、十干の中では灯し火を表しています。

ロウソクに焚き火、ランプなどです。

丙は太陽で、自然にある火とは別の
人工の火。人間の手で使われる火。

現代では電気に電灯がいたる所にあって気づきにくいですが、
昔は暗くなったら、太陽が沈んだら辺りは真っ暗。

人間は自分の手で火を起こして
ランプや行灯に明かりを灯していました。


このことから、丁つまり灯りは、
人工の火。
暗がりを照らす火。
暖をとる火。

さらに特定の誰か、「人のための灯」と言えます。


しかし異常干支である丁亥は、
その丁の出方が極端に、普通の違う形で表れます。




『丁』の火はランプや暖炉の火で、
使われる多くのシチュエーションは、暗い時です。

地支『巳』は朝と昼間。季節は夏で、
太陽が勢いよく昇ってる最中で輝いています。


この丁巳の組み合わせはいわゆる「昼行燈」で、
昼間に燃えている日なので、本来の灯りとして
目立たず、役に立たない位置にあります。

自分自身が灯り、「丁」だとすると、
自分を取り巻く周りがそれ以上に輝いている。
光なのに埋もれてしまって目立たない…そんな感じです。


この丁巳の干支は、
豊かな家で育つほどにバランスが崩れ、
貧しい家で育てばそれが緩和されると言われてます。


『巳』の地支は、物質的に豊かで満ち足りた場所で、
その上で文化芸能などの精神面を高める段階を
表しています。


巳を地支に持っていることは、家庭・家系の運の
最盛期に生まれたエネルギーを持っています。
それはここから先は家系として斜陽になり、
勢いあるエネルギーが下がる流れになります。

それに代わって、
文化芸能・精神活動を収めていく流れになります。


丁は周りに光と暖かさを与える、
他者への人情と奉仕精神が強い人たちです。

この丁と巳の組み合わせだと、
精神活動によって他者に貢献していくことに
注力していくのが良いです。

地支が巳だと、自分1人の金銭くらいなら
難なく得られるだけの力と環境は手に入ります。


力量的にはどうしても
「周りがすごすぎて自分なんて…」
となりがちですが、

黙々と自分の深めたい世界、創りたい世界を
探究していくのが良いです。

人生の後半、自分の家系や
アテにしている仕事の基盤が弱くなってきた時、
ようやく脚光を浴びてきます。


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