7月21日蟹座新月、心無きシステムは消え去る

星読み

前回の新月も蟹座エリアでした。今回も蟹座の新月。けっこう珍しい2回連続の同じ星座での新月です。


前回は、蟹座1度での新月でした。今回は蟹座の29度。どちらも蟹座の端っこの方での新月になります。

その星座特有の特徴・気質は、1度とか30度とか、両端にあるとその性質がより「強く、極端に」出るようになります。前回も今回も、蟹座の影響力がものすごく強いです。
そして、今回は山羊座の土星が、蟹座の太陽と月に非常にタイトにオポジション(180度)の関係になっています。

蟹座が強まり、山羊座が弱まる

今回の新月では、太陽と月がある蟹座は1ハウスにあり、対する山羊座は7ハウスにあります。1ハウスは「日の出」のエリアであり、7ハウスは「日没」のエリアです。さらに山羊座にある木星・土星・冥王星は、すべて「逆行」しています。


1ハウスや「日の出」に近い位置にある星というのは、これから芽を出してどんどんと成長していくように、最も勢いがありこれから伸びてゆく、強い可能性を秘めています。

逆に、7ハウスなど「日没」の位置にある星というのは、勢いは既になく、咲いた花が実を落として土に還っていくように、自らの勢いを弱めて周りを立てていくことになります。


今は、蟹座の太陽と月、山羊座の土星が対立関係にありますが、勢いは断然蟹座の方が強く、山羊座の影響は弱まっていくでしょう。

山羊座の影響は何かというと、社会・構造・システム・組織・骨格・屋台骨、父的な権力…です。それに対して蟹座の意味するものとは、家族・家庭・地縁・感情・深層心理・ナショナリズム母親…です。

うわべの関係に意味はない、心と心で繋がる時

今まで社会を作り上げてきた父的な権力体制が崩れてゆき、それらを見えないところで影から支えていた母性・気持ちによる繋がりが求められています。

どんなに完璧なシステムも、伝統ある歴史も、その下で支え、思いをつないできた存在を無視したら終わりです。もう、想いのこもっていない仕組みには何の価値もありません。


例えば政治はその最たるものです。今の日本の情勢を見れば心当たりのある人は多いと思いますが、決めた政策や既存のシステムに、想いや真心はあるでしょうか?
その枠組みの中で暮らす人々の心や、温かさを感じることができるか、一人一人のナマの生活を想像できているか。

それが感じられない、内側に気持ちが入っていない、形だけの存在は、これからは全て廃れていきます。


個人で考えれば、お金の使い方。
自分が何気なく使っているお金で買ったモノやサービスは、自分が心から欲しくて、納得しているでしょうか。お金をやりとりした中に「感情を持った人間」が存在していることを忘れてないでしょうか。相手に感謝の気持ちを持っているでしょうか。

惰性で買っているもの、気持ちや感謝のこもっていないお金のやりとりは、これを機会にやめてしまいましょう。


どんなことにも、その行動の裏に自分自身の気持ちを込めて、心と心で繋がるということがこれからは大切です。

山羊座に力によって今まで作られた強固な仕組みも、その中にいる人間の心が脆弱であれば、必ず崩れていきます。

心の底から自信をつけてゆく

蟹座は、家庭・プライベート・母親など、人の心の根底やルーツに関わるものを表します。山羊座が物質的・目に見える基盤だとすれば、蟹座は精神的・目に見えない心の基盤です。


家庭やプライベートが穏やかなら、心は乱れず何があっても立っていられます。今は内側から安心するために、自分だけの本当の絆を見つける時です。その安心感が、次の獅子座で輝く遊び心に繋がっていきます。

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